- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001073
感想・レビュー・書評
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数十年後には三四郎にも青春の1ページとして思い出されるであろう甘酸っぱい失恋のお話。美禰子の心理描写が全くないのでその思わせぶりな態度は解釈に迷う部分もあった。美禰子のstray sheepという言葉が彼女の心の揺らぎを暗示する。三四郎がもっと早くに思いを告げていたら美禰子はその思いに応えたのだろうか。
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面白かった。これまで古典は字面の黒さが読みにくくて苦手だったが、角川のものは仮名遣いや漢字を現代の用法に近づけていてルビも不必要に振っていなく読みやすかった。それからイワタ明朝体オールドがよい。
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中学生の時に読んだ本。
しかしタイトルは覚えていても中身が思い出せない。。。
ということで、10数年ぶりに再読してみました。
本作は三四郎の学生生活を書き綴った作品。
田舎から出てきた三四郎の周りに、
自分とは異なる考えを持つ様々な人物との交流から
様々な経験を得るようなストーリー。
明治時代の作品なので、学生生活といっても
現代とはマッチしないし、言葉が難しいのもあるけども、
色々な心理描写があり、全体の雰囲気は分ります。
本作はずっと気になる美禰子に失恋した感じで終わります。
本作は「それから」「門」と3部作なので、
さらに引っ張りだして他も読んでみようと思いました。 -
「三四郎」(夏目漱石)読了。10代の時から現在に至るまで何度読んでも私は美禰子の真意の在り所を測りかねている。ちっとも進歩がないのだ。尚且つ、私は昔から「餘つ程度胸のない」人間です。(笑)
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青春小説の決定版!