Another(下) (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001417

感想・レビュー・書評

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  • ムダに長い。犠牲者が多すぎ。

    「この話 納得する形で おわってくれるんでしょうね」

    と、何度も何度も思いながら読み進めましたが、まったく納得できずに終わりました。

    さわやか風なエンディングでしたが、問題は何も解決してないっての。

    オカルトなんですね、結局。
    だから、犠牲者も多い。

    わたし、苦手ですわ、オカルト。
    何も腑に落ちない。

  •  初版読了。


     とある地域の、とある公立中学校の三年三組におこる「もう一人」にまつわる災いについての結末編です。


     前巻にあたる上巻が中盤までダラついて、それ以降、急ピッチに謎が解き明かされて「さー、下巻はこの調子でドンドンわくわくできるかなー♪」と、期待したのですが…。


     下巻を読了してみて…改めて、自分にはこの作品はあってなかったんだ…と、感じた次第です(´・ω・`)


     あいかわらず中盤ぐらいまで間延びした展開が続き、少しずつヒロインの謎が解き明かされて、読了したときには納得する内容でした…が!


     (主人公たちが在籍する三年三組にはケジメがつきますが、物語内の来年以降の)三年三組の災い自体には、なんら区切りがついてない終わり方で…それでいいのか!? …って、思ってしまいました(^-^;;


     作者のやる気と、要望と出版社がGOサイン出せば「三年三組を舞台とした」続編ができてもおかしくない終わり方になんだかなー…と、思ってしまった次第です。


     文体は読みやすくて、本の厚みなんて全然気にならないくらいスラスラ読めましたし、主人公とヒロインのキャラもよく出来ていたなあ…とは思いました☆


     「もう一人」とは誰だったのか、読了すればわかることですが、自分はそれが明かされた時「それはないだろー」と感じました(^-^;; この本の冒頭にカラーの折込で「三年三組の関係者」が紹介されていたのですが…アレを見る限り、そして本文でも説明されていますが…ツジツマはあってるけれどさすがに予想できませんでした(^-^;; まあそこがミステリーの醍醐味と言われればそうなんですが。


     そして機会をみて作者の別作品も読んでみないとなあ…と、思った作品でした。

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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