ロスト・シンボル (下) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004425

作品紹介・あらすじ

国家の安全保障のため拉致犯の要求に従うよう、CIA保安局局長サトウに迫られたラングドンは、暗号に導かれ、連邦議会議事堂の地下室へと赴く。伝説のピラミッドの存在を目の当たりにし、刻限ぎりぎりに隠された暗号を見抜いたキャサリンとラングドンだが、その身には拉致犯・マラークの魔の手が迫っていた!絶体絶命の危機の中、建国以来護られてきた「人類最大の至宝」がいま明らかになる-。人間、宗教、科学を巡る衝撃作。

感想・レビュー・書評

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  • あー、駄目だ合わない。

  • は〜〜!おもしろかった!謎解きって、自分では全くわからなくてもめちゃくちゃワクワクする。すっごく楽しい読書だった!あと、呼吸できる水なんてあるの?すごいね?!

    この本を読んでると、オカルトじみたことも本当にあるんじゃないかって思っちゃうな。とりあえず、聖書を読んでみたいなと思った。そう言えば読んだことなかったので。この本を書き上げるために、作者はどのくらい調べ物をするんだろうってずっと考えてた。それくらい読み応えがある。面白かった〜!!

  • 2023.10.06読了

  •  サスペンス小説として読みやすく非常に引き込まれる構成であり、終盤の黒幕の正体が明らかになる場面はそう来たかと息を呑んだ。その瞬間にいた主要人物の心情を想像すると苦しさがとても伝わる。
     何よりも知的好奇心を掻き立てる作品である。作中にもある「偏見は無知から」という言葉通り、キーとなるフリーメイソンについても怪しい結社という偏見を持たず、フラットに学びたいと思った。主人公のように真実を追求する知恵を持てるよう日々学びたいとも思える作品だった。

  • ダンブラウン、恐ろしい……
    実在する信仰、都市、科学、建物、全てに気を配り、読者の知的好奇心を途絶えさせない物語を何作も……
    難しい、本当に、難しいのよ!ちゃんと理解できてないところもたくさんあると思う。それでもめっっっっちゃおもしろい。

    前作までは宗教信仰に深く関係していたので、「ふーん」くらいにしか思わなかったけど、今回は、夜中布団の中で「魂の質量」についての箇所に読んでいるとき、確実に死の恐怖を感じた。身体からなくなった魂はどこに行くのか。この意識はどうなってしまうのか、って。

    純粋知性科学、学びたいなぁ。この間一人で美術館に行った時に気づいた。私、展示を見てると段々頭痛と息苦しさがひどくなる。これって展示物への人の思考が関係してるのではないか?って。笑

    今作も哀愁のある人間関係だったけど、最後は少し軽くなって終われたかな?
    ラングドン氏、毎回大変だけど、人類のためにこれからも頑張ってほしい。

  • Audible利用(9h1m)
    1日で読了(1.1倍速)

    難しい~。
    聴きながら情報の整理が追い付かない!
    歴史的な暗号やら象徴やらの蘊蓄部分は下巻途中で諦めてしまった(・ε・ )
    出てくる場所や建築物や絵画や記号がスラスラ思い浮かべば何倍も楽しめそう。そのうち日本の古都なんかを舞台に一作出たらいいのにな。

    犯人マラークがピーター・ソロモンに対して「お前の息子が死んだのはお前自身のせいだ」と執拗に責め立てることにずっと違和感があり、フリーメイソンやソロモン一族への異常な執着ぶりもただの拗らせちゃんに思えて仕方なかったのだけど、真相がわかればその異様な執念も腑に落ちた。共感はできないけど。
    ピーター・ソロモンが全ての真相を知って、幼い日の息子の姿を想う場面は悲しい。親子の溝はいつできたのか。どのように深まったのか。なぜ後戻りできなかったのか。育児中の身には重たく響くものがあった。

    一方で、国の情勢が一変しそうなくらいの勢いで皆が大騒ぎしていたのに発端は親子の仲違いかいな、という気がしなくもない。でも実際の世の中の大事件も元を辿ればそんな感じだったりして。

    ヒヤヒヤドキドキの展開で、今作もとても楽しめたけど、共感したり思わず応援したくなるようなキャラクターが少なかったので、読後感は☆3です。
    ラングドンがフリーメイソンの秘密に対して否定的態度ばかりとるのは焦れったかったけど、その気持ちもわかるよと思うくらい、登場人物がみんな自分勝手。自己主張が強い人ばかりで、読んでいてくたびれた。
    CIAのサトウ局長にはもっとぬらりひょん的キャラを期待していたのに、ただただ強権的なばかりでガッカリだ。
    そしてソロモン兄妹!ずっと一族ルールがまかり通ってきた人たちなんだろうけど、あまりにマイペースすぎて傲慢なところがチラチラ見え隠れするように感じてしまった。

    事件解決後、ソロモン兄妹が古の知恵について生き生きと語るほどに「うーん」と気持ちが引いてしまい、自分の知識不足、教養のなさを痛感……。
    『ダ・ヴィンチ・コード』は映画化、『ロスト・シンボル』はドラマ化されているようなので、今回ぼんやり聴き流してしまった箇所をおさらいしようかな。

  • オカルトや都市伝説好きとしてはたまらない要素が詰め込まれた夢のような小説。が、いかんせん高次元すぎてついていけないところも。ラングドンの話をたぶん8割理解できなかった笑。信じるか信じないかアナタ次第…っていうアレとは別物。教養ある人しか出てこないから置いていかれ放題。それでも読んじゃう。犯人の正体にびっくりどんでん返し的な要素もあり楽しく読めた。

  • 前半のラングドンの棺のシーンほどあんなに眉間に皺を寄せたことない、読むだけで苦しくなってくる描写がうまい
    事件が終わった後半はちょっと難しすぎていろいろ調べないとやけどやっぱり未知なことが多すぎる〜〜おもしろ〜〜
    ロストシンボル、トムハンクスじゃないけどドラマ絶対観ような

  • 図書館で。
    ワシントンDC。モニュメントは登らなかったけれども、自然博物館や美術館、桜のきれいなジェファーソンの所とか行ったなぁと懐かしく思い出しながら読みました。確かになんでアメリカで古代ギリシア様式の建物なんだろう?と思ったけれどもきちんとした思惑があったんですね。東洋で言うと風水とか奇門遁甲とかそういう類と同じなのかな。

    個人的には戒律の厳しい組織の割に、重要な鍵を代々受け継ぐのが血筋というのはなんか違うんじゃない?と思わなくもないです。一般構成員が預かり知らぬところでアレは無いわ〜。言ってみれば会社の機密事項を記してある鍵がどこにあるか、息子ってだけで18歳の子供に社長が教えちゃうようなモンでしょ。無いわ〜
    後は教授が事あるごとに「アリエナイ」とか「そんなものはない」とか否定ばかりしているのが鼻につきました。とりあえずある前提で話進めろよ、お前はその分野の権威なんだろ?とイライラしました。
    後は、兄妹共に危機管理がダメすぎる。研究施設を私物化しているのもそうだし、何の理由もなく待ち合わせ場所に無関係な人間を立ち入れちゃダメだろう。マジで。教授もですが、CIAも随分とザルですよねぇ…

    息子はある意味すごく努力したんだなぁと思いました。反抗心からかもしれないけれどもやれば出来る子というのは間違いではなかったんですねぇ。後、日の出を見るのは事件直後の夜明けじゃなくても良かったんじゃないの?と老婆心ながら思いました(笑)疲れるよねぇ。

  • 犯人の正体に驚きました。
    ヒロインが友人の妹ということもあってか、おそらく恋愛表現はいちばん薄いです。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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