てふてふ荘へようこそ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 746
感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004678

感想・レビュー・書評

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  • 格安の木造アパート・てふてふ荘。格安にはそれなりの理由がある。その設定がとても面白く、また切ない。ここでの生活、奇妙な経験が住人みんなを成長させている。

  • かくお部屋の幽霊と同居人のはなしがとてもよかったです。

  • 目次
    一号室 白崎さやか 高橋真一
    二号室 遠藤富治 井田美月
    三号室 石黒早智子 長久保啓介
    四号室 湊谷薫 平原明憲
    五号室 槇裕太郎 槇真由美
    六号室 山崎翔太 米倉道則
    集会室 大家 加藤和夫
    エピローグ
    謎がだいぶ明かされてからも、前の話とリンクしていたり、同時期の出来事だったりして、読み返したくなる話でした。
    NHK BSプレミアムでドラマ化された作品だったのですね、実写化したらとついつい考えながら読んでいましたが、大家さんのイメージ中村俊介じゃなかったわー。どんなタイプの美声かと考えてたのに、美形と美声は必ずしも一致しないよねーと思ってしまいます。
    もうちょい年配の大家さんがよかったなー。でもみられるならDVDとかでもみたい気がします。

  • ぽかぽか はらはら わくわく どきどき
    そんな 感情が たくさん わいてきました。
    乾さんの 本のなかでも 大好きな本の一つ。

  • 面白かった。1号室から6号室の六つの部屋の住人と管理人さん、計7つのお話。登場人物のほぼ全員が心に重いものを抱えているという共通点がありつつ、それぞれ特徴的なキャラクターと状況設定になっていて、読んでいて飽きない。次はどんな住人のどんなストーリーなのか読み進むのが楽しかった。

  • ピース又吉さんきっかけで読むことに。
    まさか新幹線の中で涙ぐむとは思わなかった。

    すてきな言葉がたくさん。
    元気と勇気ととにかくプラスの気持ちをいっぱいもらえる本。

    「本気でやってる努力なら、馬鹿馬鹿しいなんてことは絶対ないわ」

  • とっても和めた。もう少しこの作家は読んでみたい。

  • 二階建ての木造建築「てふてふ荘」には、玄関横に管理人室があり、一号室から六号室までの六室がある。家賃が安いことでこのアパートに引っ越してきた住人たちだが、このアパートの各部屋には地縛霊が住み着いている。
    地縛霊たちを成仏させるまでの、各部屋の住人たちと幽霊との交流を描いた作品。ユーモア小説の一種と言えるかもしれない。

  • 高橋の女々しさが気持ち悪かった。米倉さんの話はあれで解決なの…?

  • 楽しかった。
    読みやすい。
    設定はマンガっぽいけどわりと良かった。

    美月の話が痛くて痛くて、でもあったかくて切なくて泣きまくってしまった。

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著者プロフィール

乾ルカ
一九七〇年北海道生まれ。二〇〇六年、「夏光」でオール讀物新人賞を受賞。一〇年『あの日にかえりたい』で直木賞候補、『メグル』で大藪春彦賞候補。映像化された『てふてふ荘へようこそ』ほか、『向かい風で飛べ!』『龍神の子どもたち』など著書多数。8作家による競作プロジェクト「螺旋」では昭和前期を担当し『コイコワレ』を執筆。近著の青春群像劇『おまえなんかに会いたくない』『水底のスピカ』が話題となる。

「2022年 『コイコワレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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