白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋 (角川文庫)
- KADOKAWA (2013年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041006566
感想・レビュー・書評
-
解説で知ったけど、ネバーランドと同じ作者の方だったのかあ!(確実に読んだだけど、なぜかブクログに登録してなかった)
うーん、新入社員っていうのがなあ。
せめて3年目とかじゃないとリアルじゃない気がしたんだけど、会社ってこういうものなんでしょうかね。
以下引用
-----------------------------------------------------------
「だけど、あせっちゃうのよね。下手すると一週間ずっと、会社の中のひととしか話してなかったりするじゃない? 生活がここで完結してるっていうか、行動範囲が限定されてるっていうか。世の中にちゃんと追いつけてるのか、不安になる」
-----------------------------------------------------------
会社に長くいればいるほど、社員にはその色がついていく。最初は不思議に思っても、だんだん違和感は薄れ、あたりまえのようにおそろいの空気をまとって同じ考えかたをするようになる。あせっちゃうのよね、と表情を曇らせた槇さんのことを、わたしは思い出した。
-----------------------------------------------------------
今の状況の、全てが望んだ結果というわけではないにしても、誰もが選択し決断して、その積み重ねが現在につながっている。なんでも選びたい放題とはいえないが、ひと昔前に比べたらはるかに選択肢はひろがっている。
「でも、自分で決めなきゃいけないしんどさっていうのもあるよ」
槇さんは言った。
「この感じ、二十代前半じゃわからないかもしれないけど。少なくともわたしはわかんなかったな。二十三のときには三十歳の自分なんて想像もつかなかったし、いつか自分が三十になるってこと自体、実感できなかった」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
化粧品会社のマーケティング部に勤める新人の峰村幸子が看板商品であるシラツユの30周年記念キャンペーンに向けて奮闘する話。
すぐ読めるライトノベルで、等身大の自分と向き合えるストーリー。個人的には、峰村の先輩兼シラツユキャンペーンパートナーの槇が5年目(30歳)で、彼女の先輩らしさ、仕事に取組む姿勢(自信、積極性、ベテランさ)と自分を比べて、しっかりせねばと反省。そして、主人公峰村のように周りに「幸せそうな子」と見られるような人になりたい。
印象に残った言葉
「誰でもはじめははじめて」
「名が、体を表してる。いつも幸せそうだもん」
「「おもしろいこと」が外にあるから、ためらいもなく出ていくのだろう」
「今の状況の全てが望んだ結果というわけではないにしても、誰もが選択し決断して、その積み重ねが現在につながっている。なんでも選びたい放題とはいえないが、ひと昔前に比べたらはるかに選択肢は広がっている。「でも、自分で決めなきゃいけないしんどさっていうのもあるよ」」 -
新卒の頃を思い出して懐かしくなるお仕事小説。大切なのは自分自身で選び取ること。
-
うーん
とんとん拍子にいきすぎて物足りない感
そして今の私には辛かったですごめんなさい