確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.42
  • (51)
  • (108)
  • (146)
  • (36)
  • (12)
本棚登録 : 1679
感想 : 93
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011867

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2度目の読了だと思っていたら、3度目だった(笑)。

    それぞれの事件と全体の筋がちょっとずつ絡み合っていく様はさすが。

    ただ、警察がどこまで数学のことを知らずに、もしくは意識をせずにやるのかはわからないけども、少なくともやり方そのものにあそこまで反発する必要があるのかどうかは違和感がなくはない。登場人物同士がとりあえず反目し合うことで物語を作っていくということなんだろう。バディを組む2人の関係性ってそんなに多くのパターンがあるわけではないから、しょうがないか。

    あと、正直のフリはどう考えても伏線ってわかっちゃうし、それをあえてやった作者の意図が悩ましい。けっこう入り組んだ物語を作る方だと思うんだけども、あのこれみよがしのそれはどういうことなのかと。



    --------
    2度目の読了。2017/03/02

    大学の教員に変わり者が多い、というのはある種の正しさではあると思うんだけども、あそこまでヘンなのはいないだろうという気はする。キャラクターというものはそういうものだと言われたらそうなんだろうけど。

    その上で、その実力を発揮する場面では妙にまともになる感じがなーと思わなくもない。

    2度目だからなのかわからないけども、伏線が少しわかりやすかった。裏の裏を読みそうになったが、意外とそのままだった。作者にしても珍しい気がする。

    それでもなお評価が高めなのは、ロジカルに物事を考えるということにあるかなー。

  • むかつく主人公(?)だけど津山を追い詰めてく過程にぞくぞく。なんだかんだでいいコンビ。

  •  面白くなかったです。確率捜査官っていうことだから、もっとすごいのかと思ったら普通でした。本を開けば乗っているような基礎数学知識で、天才数学者っていう設定が伝わらなかったです。そもそも数学と統計って違う気がします。
     教授みたいな人って本当に頭がよくてびっくりするくらい知識がある賢い人なので、ことわざに興味がないから知らない~っていうのは個人的には天才っていう人物像の感覚が違いました。
     

  • 心理学も統計学を元にしたもの。警察捜査を数字で明確にして進める。警察官が仕組んだら冤罪やりたい放題。シリーズ物なので読んでいきたいな。

  • 効率的かつ正確な取り調べ方法の検証を目指し、警視庁世田町署内に新設された“特殊取調対策班”。取調室で起きた暴行事件が原因で異動させられた新米女性刑事・新妻友紀は、常識外れな行動ばかりを繰り返す数学者・御子柴岳人とペアを組んで取り調べに挑むことになるのだが…。猫を愛し、アメを頬張る、無邪気でワガママなイケメン数学者の圧倒的推理力で容疑者の心理に迫る。

  • ラノベ。読みやすい。

  • 最初の方の頭良すぎる人って常識には当てはまらないよね感と、最後の方の常識的な側面から見てもイケメン(性質が)の御子柴先生がまるで同一人物に見えなくてどうしたら(褒めてる)

  • 個人的にすごいすき
    ゲーム理論などを使って犯人を特定し自供させる教授!!たまに出てくる八雲もいいよね。
    バイアス女との会話とかも良き

  • 装丁にやられた感あります。
    多分、友紀が御子柴に噛みつきすぎて話のスピード感が落ちてじれったく感じることが一番の原因だと思うんだけど。

  • ダメだダメだダメだった。いや、きっと合う人には面白いはず。
    ただわたしはどうしても話を最後まで聞かない女は嫌いなんだよ!!!友紀みたいな女はほんっっとに合わないからそこにイライラして読み進められず…。御子柴のキャラはいいと思うんだけど、でもなんか既視感あるし、続刊読むのはやめようと思いました。

全93件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神永学の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×