望郷 (角川文庫)

著者 : 森瑤子

• KADOKAWA/角川書店 (2014年6月20日発売)

感想・レビュー・書評

[だるっちさんの感想 · 2014年9月6日]

旅先の本屋でふらりと出会ってしまうような本があります。
なんとなく立ち読みをしたら吸い込まれてしまったような…。
大好きなニッカウヰスキーの父、竹鶴政孝氏の妻リタさんの物語。NHKの朝ドラにもなるそうです。
なかなか波乱に満ちた人生。異国の地で彼女は何を思い暮らしていたのか、それを感じてみたい。

[hobviib1さんの感想 · 2014年8月11日]

久しぶりにぐんぐん引き込まれる物語に出会った！リタがどんどん強くなっていくところが良かった。強くなりすぎたリタが最後には丸くなるところも○。どうしたら、あんなに強くなれるのか。。。

著者プロフィール

森瑤子（もり ようこ）
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市生まれの小説家。本名、伊藤雅代。
幼い頃からヴァイオリンを習い始め、東京藝術大学器楽科入学。この時フランス文学にのめりこんだうえ、様々な人々と積極的に交流し、卒業後に就職。結婚と育児に追われる。1977年に池田満寿夫が『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞したことを機に、初の作品『情事』を書き、すばる文学賞を受賞しデビュー。
37歳でデビューしてから52歳で没するまで、小説、エッセイ、翻訳など100冊を超える著作を生んだ。作品の多くがテレビドラマ化されている。代表作に、『スカーレット』『夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場』など。