櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密 (角川文庫)
- KADOKAWA (2014年11月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041016312
感想・レビュー・書評
-
正太郎と櫻子さんの馴れ初めと、退院後の都市伝説の調査…櫻子さんの為人をクローズアップした今回は、正太郎の甘ちゃんさが際立ったなぁと。「惣太郎」に対する引っ掛かり、phantomの件など、思い込みで暴走するな~(-_-;)と突っ込みどころ満載。これも若気の至りというやつかw
櫻子さんの欠点をありのまま受け止めるには、まだまだ経験値が足りないぞ。不貞腐れてないで、しっかり真実を見つめて冷静に行動しなさい!…叱咤しながら次回へ続く。
ばあやさんの美味しそうな料理とヘクターが変わらず「癒し」でした^^詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少し身近なところに戻ってきたので良かった。正太郎の成長の物語へと内容がシフトしてきてる感じ。
-
145~146ページの磯崎先生のセリフを読んで、櫻子さんは犯罪に手を染めていないだけで、自分の価値観の元に行動するというのは花房と同じだと思った。
自分の価値感を元に行動することは周囲に流されない強さだと思っていた。世の中のルールや周囲に流されない状態を、「不変の価値観でいられる」ことだと思っていた。だが、個人の価値観や判断の可否はホルモンバランス、健康状態、たった今置かれている状況、空腹か満腹か、起き抜けの朝か1日活動したあとの夜か、周囲に自分以外の人間がいるのか・その人との関係性はどうか、など、たくさんの要素が変えている。そう考えると、一見意味や目的の分からない世間の善悪は個人の暴走を止める大切なものなのだと思った。 -
話が盛り上がってきた。櫻子さんのいつもの冷静さが壊れるシーンがドキドキした。
-
「土を掘る女性」
彼と彼女の出会いと現在。
二人の出会いというのは最悪な物であっただろうし、偶然彼女の仕事や彼女自身を知る機会がなければ彼は彼女を勘違いしたまま過ごしていだろうな。
自分が誰かの代わりとして受け入れられていたと知った時のショックは大きかったろうが、全てがそうであったわけではないと信じたいな。
「インターミッション」
彼が預かった手紙の主。
他人宛の手紙をその場で開封するなど非常識だからこそ、彼は彼女に渡すまで誰からの手紙なのか知らなかったのだろうが近くに居ると思うと恐ろしいな。
相手の顔や雰囲気など少しでも知っていたとしても、きっとちょっとした変装で誰だか分からなくなるだろうから彼が気付いて記憶を辿っても難しかったろうな。
「亡霊メール」
彼がメールしてた相手は。
普段共に行動していた彼ですら見破れない程、言葉巧みに書かれていたら顔の見えないSNS上の出会いだからこそ信じてしまったのかもしれないな。
まさか彼が彼女に対して過去を書き連ね、一番の傷口を抉る様な内容を送り暴走させ自分の傀儡の一人にさせようとするなんて予想外すぎたな。 -
正太郎と櫻子さんの出会いが描かれたシリーズ6作目。 キレイなお姉さんを追いかけてたはずが、臭気を放つ箱を受け取り、骨を引き出す櫻子さんにそりゃぁ正太郎君、ビビったろうね(笑) もう1編女の子たちのありがちな友情決裂物語…のはずがやはり花房につながっていく。。。 Phantomの衝撃!負けるな正太郎!!
-
櫻子さんとの出会い篇から、身近な事件まで。なかなかに痛くなってきましたが、そんなに悲観することないんじゃないかなー。まあ、若いゆえか……。
-
行方不明の老婆を探す中三の舘脇と櫻子の出会いと、離れず見守る約束からの、都市伝説を探る話。前々巻で触れ前巻で明かされた惣太郎の事は意外性がなくて拍子抜けしたけれど、彼を挟んで通じ合う二人が丁寧で良い。何かとデートを繰り返し婚約者はそっちのけな二人だけれど、あくまでも姉弟みたいな関係という事なのかな。
-
少しづつ真実に迫ってきた!なかなか進まないけど、基本的に一つ一つの事件の解決は早いから、サッサと読み切れるので、本初心者向きかも!
すぐ読み終われるもんなぁー今回も相変わらず。紅茶の美味しいホットケーキのお店がかなりきになる。
前回、あまりにも気になって、櫻子さんが好きなケーキやさんに行ってみたけど、旭川にあるこの紅茶専門店?なのかな?きになる。
毎回でてくるし、多分本当にありそうな気がする。
次回、旭川に行くのは正月だけど、やってるかなー?やってたらぜひ食べたいパンケーキ!!!!!