櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.64
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本棚登録 : 937
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041016312

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    櫻子さんの過去や弟のお話が出てきて少しシリアス展開。それにしてもお母さんに内緒とかってリスクが高い気もしないでもない。櫻子さんの事は嫌いではないけれどもあの人は普通ではない、と言った先生の言葉が一番しっくりくるかも。

    そして蝶形骨ハンターさんは結構な暇人と見た。
    画家ってヒマなのかなぁ?(偏見)。どうやって生計立ててるんだろう。絵が売れてるのかな。

  • 今回のはホラーテイスト。
    面白かった。
    懸案だった惣太郎の正体がやっと判明。
    そういうことだったのね。
    最後のところの鍵を締めずに車を離れるくだりは、何かの布石かと思ったけど、結局何もなかった。一体何だったんだろう? あとの巻で回収?

    ちょっと納得できなかったのは、櫻子さんと正太郎が初めて出会うシーン。
    櫻子さんは微笑んでいる。
    状況はともかく、正太郎の外見からするとここは櫻子さんはちょっとびっくりするべきでは?

    面白かったので★4つ。レギュラーを除く登場人物ほぼ全員がキモいので★4つ

  • 6冊目~初めて櫻子に会ったのは,永山の祖父母を訪ねた帰り,隣のアパートに住む谷内というおばあちゃんがホームを抜け出して,神社の桜の下を掘っている時だった。かのお婆ちゃんは自分が埋めた父親の遺体を掘り出したかったのだ。学校の放送部の怪談話の真相を知りたいとの依頼に,夜一人で過ごすのが嫌で幼馴染みを遊びに誘ってすっぽかされ,男たちに乱暴されそうになったのに,連れを置き去りにした記憶が消えない。入院中にSNSで通信していたphantomは櫻子ではなく,花房だった~櫻子の弟・ソウタロウは15年前に姉を追い掛けて失踪し,遺体で発見された

  • 学校の怪談を解き明かしていくっていう、一見今までとは別の感じの進み方だなぁと思って読んでたんですが、クライマックスでひぇ!ってちょっと怖くなりました。
    Phantomのあたりが特に怖いw
    あとゲスい犯人とか、むき出しの生々しい悪意みたいなものはやっぱりゾッとする。
    結局犯人にも事情があるんだよ、的な優しい感じはこの作者にはないよね。人間の暗い部分を描き出す方ですね。

  • 前回の事件によって変化をもたらされた櫻子さんと正太郎の関係性を考えるという話がメインで、櫻子さんと正太郎の出会いの事件以外は骨やら人体の謎解きはなく、ミステリーという感じはなかった。都市伝説のメールというのも、推理というほどの事柄でもなかったし…。ミツという男が15年前に何をしたのかはわかりませんけど、それを今のタイミングで花房が櫻子さんに送り付けるとか、無理やりすぎる展開なのでは??

    正太郎のバカっぷりが際立った話でもありました。
    老人と一緒にいるのを見ただけで、櫻子さんが危害を加えようとしていると勘違いするなんて、迷子の女の子を保護した男性に「変態! 女の子を誘拐してる!」と言い掛かりをつけているのと同じ。
    その後も、勘違いで警察を呼ぶまでならまだ理解できるけど、警察がひきあげたあとに、結果に納得しないからって家に乗り込むとか、どんだけバカなの!?

    Phantomだって、よく考えなくても櫻子さんのわけがないのに、自分が彼女に繋がっていたいからって勝手にそう思い込んで、紅茶店のことがあったのにPhantomの正体を疑いもしないなんて…。

    花房のことが気になるので続きは読みたいと思うのだけど、正太郎の押し付けがましい感情やバカさ加減はもう読みたくないと思う……。

  • 『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
    今回は櫻子と正太郎が出会った時のエピソードや惣太郎失踪事件が明らかになるのでシリーズとしては読み応えがありますが、Phantomの正体はバレバレですし、【亡霊メール】は都市伝説、Phantom、惣太郎失踪事件が繋がってくるのはやり過ぎで、ミステリーとしては今一つといった印象。『骨』に纏わるエピソードや薀蓄も控えめで物足りないです。

  • 第6弾。櫻子さんとの出会いと、前回の事件後の話を収録。あのキャラについてやっと詳しい話が出てきた!近づく花房の影にドキドキしつつ、ヘクターに癒されつつ。あとなんといってもPhantomだなーー!あの展開はちょっと声出た。シュークリーム食べたい。

  • 櫻子さんシリーズ第6弾。櫻子さんと正太郎の出会いを描いたお話と、都市伝説にまつわるお話の2編。
    正太郎とお祖母ちゃんのエピソードがいい。シリーズ3作目で語られた「お祖母ちゃんのプリン」も良かったけど、こういう祖父母に大事に育てられたからこそ、いまの正太郎の優しさがあるのかもしれない。
    櫻子さんの弟の死について明らかになったのと、花房の影が2人のすぐそばにまで忍び寄ってきて、物語はいよいよ佳境に入った感じ。次作の展開に期待。

  • 2015/1/19(月曜日)

  • 櫻子さんカワイイし、館脇くん、わかるよそのキモチ。
    最後の終わり方が次もあるような・・・あるよね、たぶん

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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