- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041017593
作品紹介・あらすじ
あやしい探検隊でやり残したことがあったのだ!と気付いたシーナ隊長は隊員とドレイを招集。北海道物乞い(お貰い)旅への出発を宣言した!大笑いと感動のバカ旅。『あやしい探検隊 北海道物乞い旅』改題。
感想・レビュー・書評
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歳取ったな~と思うものの、
やってることは昔から何も変わってない。
いつものように怪しい面々の道中記なので
安心して読めます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋で見つけて、ちょっと頭を捻る。シーナ隊長の最近の活動は雑魚釣り隊じゃあ?
恩のある角川からの企画だったので、昔の名前を持ち出したということらしい。
雑魚釣り隊のようにダラダラしていなくて、ちゃんと事前準備をした旅。かなりの距離を移動しているのだが、シーナ隊長もお元気でなにより。
物乞い旅のはずが、ジンギスカンやカキやら美味しいものをたらふく。釣りをすれば、カレイ、カジカなど高級魚の大釣果。
カキ小屋は以前の旅で訪ねた時の話は読んでいる。レストラン海猫屋へ訪ねた話もカラー写真付きで読んだな。
食堂に入ると、隊長が迷わず大盛り〇人前と他の注文を許さない処は昔と変わってない。
何も考えずに読めるのが、良いところ。
美味いものを貰い過ぎ。失敗と後書きにあったけど、楽しかったよ。 -
夜の酒宴 苫小牧「第一洋食店」 モンゴル人は羊の血も脳も脂も全部あますところなく屠った羊から感謝しつつ頂く くら鞍にしがみついて 和寒の越冬キャベツの千切り 旭川ラーメンの「蜂屋」 釧路の「仁」の訓蒙忘れじ難く ちくろうえん竹老園 あっけし厚岸の牡蠣は七分焼きぐれえがちょうど良い さす砂洲の上には一面に浜茄子が生えていて 夫婦和合 釣果は大型のバケツに二つ一杯だった しょうがい渉外担当
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作家の椎名誠が北海道を旅する話です。本当は何もないところで物乞いをする話を書きたかったらしいのですが、有名人の力で食べ物には事欠かない感じになっていました。いい年したおっさんの珍道中ですが結構楽しく読めました。
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シーナさんのコトバには、ガッと唸らせるチカラがあったんだけど、あのころ(東ケト会)の勢いはもうないのかな? まあ、でも、そこはそれ。話自体は、ただ飯を食って、酒を飲んでるだけなのに面白いから不思議(笑)
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雑魚釣り隊のメンバーを中心に北海道乱入。初めての物乞い旅のはずが、王様貴族の旅になってしまう・・・。椎名、歳とったなーって実感させられて、少し悲しくなってしまった。
当たり前だけど、東日本なんでも蹴飛ばす会みたいな勢いはそこにはもうない。予定調和で、安心の旅。 -
楽しそうだな。清く正しい物乞いたびではないけれど気持ちのいい季節に北海道を旅している。
魚がカラスにとられた話は雑魚釣り隊の作品で読んだことがあるなぁ。 -
久しぶりに読んだシーナ隊長の探検隊シリーズの最新刊。1963年に結成された「東日本何でもケトばす会」で椎名隊長、目黒考二さん、木村晋介弁護士、沢野ひとし画伯等がスタートさせたシーナワールド、その次の第二期は「いやはや隊」この隊は日本に限らず世界へ飛び出した、その後2000年代になり「あやしい雑魚釣り隊」この隊は現在進行形だが連載は「つり丸」から「週刊ポスト」に移籍。それにしても、椎名誠恐るべしだ、もう70歳だからね。自分もあやかりたい!
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本作は、あの『わしらは怪しい探検隊』から四半世紀を経て復活した怪しい探検隊シリーズなのだが、全く面白さを感じなかった。初期の怪しい探検隊…東ケト会からいやはや隊までは非常に面白かったのだが、アフリカ乱入くらいから次第にパワーダウンしたように思う。本作に描かれる探検隊も、魅力的だった『怪しさ』が全く消え失せ、『訝しさ』と『厭らしさ』にまみれているようである。
さらには本作の探検隊は他の取材を兼ねているようで、業界人による業界のための探検隊という様相であり、極貧・自給自足の物乞い旅と言いながら、豪華絢爛の大名旅行になっている。
また、やたら多くの写真が掲載され、いちいち細かい説明があるのも良くない。最初の『わしらは怪しい探検隊』なんかは、沢野ひとしのイラストだけで十分面白かったのに。