ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018118

感想・レビュー・書評

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  • 路線バスの旅でおなじみの蛭子さん。
    蛭子さんのノンポリならぬ「ポリシー」が書かれている。
    群れない、自分がいあなことは人にしない、など。
    軽く読めるので、蛭子さんぽくふるまってみたいような気がするときにはいいのかも。
    「死にたい人へのアドバイス」はなくてよかった気がしてる。人がそこまで追い詰められたとき。他人のことなんて考えられる?と思うから。

  • 2015.12.13

    孤独とひとりでいることが違うなら、この本はひとりでいることの話。

    自身の自由の為、他人の自由を尊重する。

    これを読んでからでは無いが、自由な時間を割いて私にご飯行こうよって言ってくれる好きな人達の誘いは、出来るだけ断らないようにしている。

  • 蛭子さん、テレビの印象と違った。ぶれない部分と、矛盾かなぁといいながら主張と違う遊びの部分と。とても強い人なんだなと思った。そして人生楽しそう。
    自由、を求めるという考え方が一貫していて印象的だった。自分の価値観と全ては一致しないが、どちらかと言えば内向的なので、ふむふむと言う所がたくさんあった。
    人に干渉しないって意外と難しい。色々なものに目がくらんで小さいとき好きだった事を貫くのは難しい。それを貫ける強さと楽観脳が羨ましい。

  • 数年前から「絆」が声を大にして叫ばれた反動からか、
    こういうカウンターみたいな人が
    注目を浴びているのかもしれないなと思った。

    蛭子さんの近年の人気ぶりについては、
    同調圧力の強いこの社会で
    「これだけ自由に生きれたらいいな」という
    憧れのアイコンになっているのではないか。

    他人のテリトリーには侵入しないと言いながら、
    興味のある事柄には、とことん突き詰める好奇心。
    その結果、人の嫌がることをよく言う、と指摘される。
    この「言動と行動の不一致」にこそ
    蛭子さんの人間味を感じて、実に味わい深い。

  • 蛭子能収流の「内向的人間のための」ゆるゆる幸福論。
    TVで見る蛭子さんは『ちっとも他人に迎合しない変わり者』というイメージ。

    が、少しこの本を読んで彼への見方が変わった。
    蛭子流の「処世術」というものがあるらしく、ひとりでいることの良さは他人の時間の邪魔をしないことだと言う。
    人は群れると横柄になる差別がおきる、その例として団体客の態度をあげている。なるほど。
    オンリーワンは当たり前のこと、「この人ちょっと違うな」と思えば、とやかく言わずに放おってあげればいいこと、受け入れればいいこと。なるほど。

    束縛されたり、言葉じりを捉えて「不謹慎」となじられたり、「協調性がない」と怒られたりすることを理不尽に感じ、とくに目立ちたくないのに悪目立ちしてしまう彼の性格はここ数年うけてきていてTVの仕事も多いのだという。
    数年前までバッシングされていた彼の自由きままな態度が今度は逆に「自由で正直」と世間から一定の評価となっていると彼は自己分析している。

    「人の気分を害さない」
    「友達を無理してつくらない」
    「コミュニケーション上手な人は素晴らしい」実名いり。
    「思考は人それぞれ、敏感に反応してイライラしない」
    「特別な存在として生きる必要はない、もともと”個性”が備わっているから」
    「人にどう思われているか気にしない」
    「自己主張しない」

    など、なるほどと思うもの思わないもの織り交ぜて、蛭子流の理解に役立った。以前だったら読まないこういう本を読むキッカケは、斎藤孝さんの「いろんな本を多読して自分の価値観を養う」と書かれていたこと。
    はなから否定せず、作者に寄り添ってした読書体験となった。

    けれど、蛭子さんの話口調で本を読んでる自分に少し笑ってしまった。普段の話し言葉で構成されているからかも。
    それは戦略的にそうしてあるとしか言いようがない。

  • 群れを好まない蛭子さん。
    それはテレビを見ていてもよくわかる。
    けれど、あれだけテレビに出られるというのは、かなり気配りをして、敵を作らないようにしているに違いない。
    本人にはその気は無くても、自然体でそのようにできてしまうところがすごい。

  • テレビでイメージされるようなちゃらんぽらんな人ではなかった。自由を求め、そのための責任は果たしている。張り詰めていると、ほっとするかもしれないような内容だった。自分もひとりが好きな立場かな。

  • 2017.3.10ブックいとう 200

  • 最初の方で自分のことしか考えてないなぁこの人、っておもっちゃってから読む気が無くなってしまった。色んな人がいる。誰かの素直な心の中を見れたのは良かった。

  • 蛭子さん、最近、痴呆症とか言われてるな。

    いつもえびす顔で何となくいるイメージだけど、芯はしっかりされてるんだ。そりゃ、漫画家でたくさんの作品描いてるし、芸能界で長くいられるんだもんな。人を干渉しすぎないか。参考にさせていただこう。

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著者プロフィール

1947年10月21日生まれ。長崎商業高校卒業後、看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て、33歳で漫画家に。俳優、タレントとしても活躍中。おもな著作に『ひとりぼっちを笑うな』、『蛭子の論語』(ともに角川新書)、『芸能界 蛭子目線』(竹書房)、『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)、『ヘタウマな愛』(新潮文庫)などがある。O型、てんびん座。

「2019年 『死にたくない 一億総終活時代の人生観』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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