事故調

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018323

感想・レビュー・書評

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  • 復讐気が長い

  • 人工海岸で起きた陥没事故。
    厳しい世論の中、市長から下った特命とは。
    明石での事故を思い出しながら読む。
    さまざまな立場、それぞれの過去を抱える人たちの人間模様が描かれ、引き込まれる。
    人の行動には、何か結果が伴うが、その責任と向き合う、主人公の葛藤が描かれている。

  • 元刑事の黒木が市の職員として、人工浜で起こった砂の陥没で少年が死亡した事件の真相を調査する物語だが、責任逃れの姿勢ばかりが目立つ地方公務員の悪い面と少数だがキラリと光る職員を上手く描いている.当時の工事責任者等の聞き取り情報の中から、重要な所に気づく感の良さで責任者を突き止めるが、最後の場面で意外な人物が壮大な裏工作をしていることが判明する部分は秀逸だ.面白かった.

  • 伊兼源太郎作品初読み。
    何年か前の明石の同様の事故を元にかかれているのかなぁ?
    こういう公共の場での事故に対しての責任追及は難しい上にお役所仕事・お役所体質では責任追求どころか責任の所在を追求することすら難しいだろうな。
    役所・企業・個人を問わず何事も無ければそれで良しって感じなのかもしれない。
    警察あがりの職員がボディーガード的な役目以外の部署に配置されることはないんじゃないと思っているのは私の偏見なんだろうかw

  • 面白いですが、協力者が多く上手く行き過ぎな気がしました。

  • 明石の人工砂浜陥没事故に題材を取っている。普通にありそうなストーリー。

  • 明石の大蔵海岸で起きた人工砂浜陥没事故をベースにしたヒューマンミステリ。結末が少し駆け足な感じが気になりましたが、登場人物達も魅力的で楽しめました。

  • まあまあかな。

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著者プロフィール

1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。2015年に『事故調』、2021年に「警視庁監察ファイル」シリーズの『密告はうたう』がドラマ化され話題に。本作は地方検察庁を舞台としたミステリ『地検のS』『地検のS Sが泣いた日』と続く「地検のS」シリーズの最終巻にあたる。他の著作に、『巨悪』『金庫番の娘』『事件持ち』『ぼくらはアン』『祈りも涙も忘れていた』などがある。

「2022年 『地検のS Sの幕引き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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