鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐

  • 4668人登録
  • 3.98評価
    • (457)
    • (682)
    • (344)
    • (44)
    • (17)
  • 490レビュー
著者 : 上橋菜穂子
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年9月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018880

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
万城目 学
梨木 香歩
有川 浩
伊坂 幸太郎
宮部みゆき
三浦 しをん
梨木 香歩
有効な右矢印 無効な右矢印

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐の感想・レビュー・書評

  • 国語の教科書に出てくるような物語が好きという方や、すこしファンタジックでミステリーな物語が好きな方には、おすすめです。

    映画化できないような想像力あふれる一冊。今まで読んだ本の中で一番大好きです。

    読書すること自体、小学生・中学生の頃から全くなかったのですが、学生の頃の朝読書の読書習慣のおかげもあって、またこの本に出会って読みたい気持ちが目覚めました。最近の流行り本とは違い、本当の読書の楽しさを与えてくれる読む幸せを感じられる一冊です。

  • 夜更かししながら読みました。個人的に好きなストーリーで、目に浮かぶ情景が大変綺麗。映画化してほしいな。犬との出会い、人との出会い、国と国の対立。科学と医療の進歩。人間と自然の共生。たくさんのテーマが複雑に織り混ざった内容です。引き込まれます。

  • 医療と、政治と、宗教と。
    上橋菜穂子はほんとうにすごい。
    面白くなってきた。

  • 2017/5/19
    ページ数は怖るるに足らず。

  • 流石だなぁ~面白い!!

    伝染病ものかと思いきや、人為的で
    侵略国や従属国、少数民族などのそれぞれの思惑が絡み合っていて。

    自然との共存をいきいきと描いていて。

    摩訶不思議な力があるけれど、決してそちらに寄りすぎることも無く、現実的部分も多くて。

    最近異世界ファンタジーものが増えたけれど
    こういった古代ファンタジーもやはり面白い。

    展開が全く読めないので続きが楽しみ!!

  • こんな未だ見ぬ広大な自然とそこに息づく生物の世界が広げられるなんて、上橋さんの頭の中はいったいどうなっているんだろう…!鹿の息遣いや朝露の輝き、澄んだ空気までも伝わってくる。人の生死、病とどう向き合ってきたのか。民族や人物の設定が複雑で理解するのに時間がかかるのが難点。ユナちゃ、可愛い。

  • 図書館で借りた本。
    主人公のヴァンは、戦いに敗れて岩塩鉱で奴隷として働かされていた。ある日その岩塩鉱に黒いオオカミが攻めてきた。オオカミにかまれた奴隷も看守も、全員謎の感染症によって激しい痙攣を起こして死んでいき、生き残ったのはヴァンただ一人だった。生き残ったヴァンは奴隷から解放されるべく、そこから逃げ出し、その途中で若い母親からかばうようにして守られていた小さな女の子を発見し、一緒に逃げることにした。

  • 本屋大賞とってなければ決して出会わなかった本、感謝。

  • 4.0 本屋大賞作に外れなし。下巻を続けて読まねば。

  • ファンタジー、医療小説、政治社会小説
    賢くあるべき立場にある人が、ちゃんと深い思慮と賢い行動をとっており快い。

  • 2014年初版のこの本。
    『精霊の守り人』の作者。『獣の奏者』にも通じますが
    架空のある世界の物語だが、現代の問題にも通じる
    普遍的な物語で、ぐいぐい引き込まれる文章力と
    ストーリーテラーぶりはさすがと言える。

    この物語の世界でも、戦争が起こり領土が分割されてゆく。
    権力者は狡猾に、支配されるものと支配されるものを
    住む地域を意図的に変えて、それぞれを統括する。

    場所が変われば、栽培する品種もその場所に
    合ったり合わなかったり、、、。
    生死に関わる考え方は、医療の仕方にも違いが。
    権力者の都合次第でねじ曲げられた世界は
    思いもよらない病を生むことになった。。。

    さすが上橋菜穂子と、思える物語は
    『読む幸福』を与えてくれる。

  • 上下巻。

    狼に噛まれて罹る病気から生還した男と,その病気を解明しようとするお医者の話。
    二つの軸で話は進んでいき,最後収束します。

    この病気は症状が激烈で,病原体の宿主になっている狼に噛まれると数日のうちに発症し,致死率もとても高く,昔に一国を滅ぼしたとされる病気。
    ウイルスとか細菌とかにうっすらとではあるけど知識のある現代人には,「あー,これはこういう状況なのね」とうすうす感じることができます。でもそんな病気も最初に克服した人らは大変だったんだろうなあとか思ったり。
    政治的な思惑やらがからんできてわくわく読み進めることができました。

  • 下巻にてまとめて感想す

  • 守り人シリーズで著者のファンになった。
    相変わらず素敵だなぁ。

    場面の雰囲気や、
    登場人物の表情が見えてくる感じ。
    スッと物語に入っていける感じ。

    下巻が楽しみ!

  • 面白かったけど、題材を詰め込みすぎた、というか、難しすぎた気もする。

  • 下巻への期待大な展開

  • 「鹿の王 上」
    やっぱりすごい!
    ファンタジーならではの壮大さ!
    そして、簡潔に書かれているにもかかわらず描写が美しいから奥行きがあってとてもワクワクするお話になってる!

    下巻が楽しみ!

  • 異国ファンタジー
    壮大で緻密な世界観に圧倒された!
    大国のせめぎ合いの中で、逞しく生きる小国の民が鮮やかに描かれている。
    異国に暮らす人々の生活、信念がありありと分かるようだった。

  • おもしろくて、次の展開が気になって、ページを繰る手が止められなかった。
    久々に時間を忘れて没頭できた小説。
    登場人物や土地の名前等、たまにこんがらがって読み返したりもしたけれど、一度しっくりくると、するすると情景が頭に浮かびあがりだします。これも上橋さんの筆力なのでしょう。
    ファンタジーな世界だけれど、どこか現実世界にもよくあるような世界で、すごく緻密に計算され作り上げられた世界観に感服しました。
    2日間で読了。図書館で借りた本だったけど、購入しようかな。

  • 貸出トップ100で、すぐに借りられる本がこれだった。
    読み進めていくと、どんどん嵌り、読むのがやめられなかった。
    大人のファンタジー?って言えばいいのかな?
    テレビのCMを見ていたら『精霊の守人』の作者だったという事を知る。
    じゃぁ、絶対に好きだわ。
    というか、読み終わってるのだから、やっぱり好きだったわ。かな。

    内容は、排斥された民族(火馬の民)が疫病を使って政治を動かして故郷に戻ろう!ということだったのだけれど、そこには日和見の民族の元締めアカファ王、手に入れた国を上手く舵をとっていきたい現領主、東乎瑠の王幡候の息子予多瑠、奇病で国を失ったオタワル人の医術師ホッサル、オタワル医術を見下している東乎瑠の清心教医師、アカファ王と東乎瑠の密偵をになっているモルファの一族。
    二人の主人公は、狂犬病(のような病)にかかった狼と犬の子に噛まれたヴァン、もう一人はオタワルの医師フォッサル。
    岩塩鉱に不思議な犬が襲ってきた。そこに奴隷として囚われていたヴァンはその犬に噛まれるのだが、ヴァン以外はすべて死んでしまう。
    医術師フォッサルはその流行病を治す抗菌剤を作るためにヴァンを探そうとする。
    一方ヴァンの方も、奴隷小屋で唯一生き残ったユナという子供とともに追手から逃げていくのだが、その間、自分に不思議な力があると気付いて行く。

    題名が鹿の王だったので、『どこから鹿がでてくるのだろう?』と思っていたら、ヴァンが飛鹿(ピュイカ:鹿ではないのだが、鹿に似た動物)乗りだったのね。
    そしてその飛鹿の乳製品を食べて育っていたこともポイントだったのね。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    強大な帝国・東乎瑠(ツォル)にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団<独角(ドッカク)>。
    その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。
    ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発症する。
    その隙に逃げだしたヴァンは幼子を拾い、ユナと名づけ、育てるが―――!?
    厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―――。(見返し上のカバー表紙より)

  • やっぱりいいなぁ。借り物ではない、オリジナルのファンタジー。いや、もちろん、いろんな知識や文化が土台にあるんだろうけども。上橋菜穂子さんは作家でも芸術家でもなく、物語の語り部というイメージです。

  • 壮大な叙事詩を読んでいるかのような物語です。

    "黒狼熱"という謎の病を軸にして、征服者の東乎瑠と被征服者のオタワル、アカファ、火馬の民の政治的背景や、様々な思いを交錯させて生きる各々の種族の人々の生活が描かれ、一つの核心に迫っていきます。

    叙事詩、世界史のような物語の一面と、黒狼熱に関する謎に迫る推理小説のような一面とがあります。

    物語の世界観が深く作り込まれているので、その世界観や言葉に馴染むのに時間が掛かりましたが、世界観に馴染んでしまうとあとは、すっかりこの世界に引き込まれて読み進めてしまいました。

    下巻の展開が楽しみです。

  • 今ある生を全うするまで、生きるための努力をする。
    死を恐れないってどういうことだろう?
    自分の信念の為に生を犠牲にしても良いということ?
    今までの上橋作品の中で一番面白く、読みやすく感じました。
    生活様式の描写が少ないからかな?物語に入り込みやすかったです。

  • 図書館で巡ってるの見て読んでみた。ドラマ見た精霊の守り人系?と思ったら同じ作者なのか。意外と医療ミステリーか

  • 奴隷として働かされていた場所で、突如の死。
    驚きながらも、隠されていた子供と
    その場所を後にする。

    どうにか普通の生活を…と思ったら
    次の主役は医師。
    日常と病気という方向から
    徐々に噛んだものへと。

    とにかく医師が病気の話をしているのがすごい。
    さらっと流しているのではなく、本当にそれが
    目の前で起こっているかのように微に入り際に入り。
    かかった者は、この病に勝てるのか勝てないのか。
    一体それはどういう線引きをされているのか。
    なんとなく…は、予測が付きますが。

    日常を過ごす男と、医学を施す男と。
    まったく違う方向から、徐々に噛んだものへと。
    これがまた、どうなるのか、どうするのか。
    怪しげな影は見えてきましたし、もしかして、な
    存在も出てきました。
    しかも最後に離れて、思わぬ人と
    突き進んでいますし。

    この下地が、どう次へ使われていくのか
    どう繋がって行くのか。
    まったく予測が付きません。

全490件中 1 - 25件を表示

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐に関連する談話室の質問

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐に関連するまとめ

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐を本棚に登録しているひと

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐を本棚に「積読」で登録しているひと

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐の作品紹介

強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!?

ツイートする