七色の毒 刑事犬養隼人 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041020463

感想・レビュー・書評

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  • タイトルで衝動買い。
    7つの短編集だが、基本どれも予定調和な感じだった。

  • 犬養刑事シリーズの短編集、今ひとつの感。

  • あーこれ全部同じ設定なんやろなって分かって
    犯人わかってしまったのと
    やっぱり短編は個人的に好きくないなーと実感

    その中でも個人的には六番目のお話がすき

  • 事件の後ろにいる指揮者をチートスキル?の刑事があっさり見破るという構成の短編集。短編故に、事件の説明→即解決みたいにギュッと纏められてる。どんでん返しと、犯罪の裏に実はみたいな構成が、おそらくお約束毎で、途中でほぼ結論がわかってしまうのが惜しい。連載されてる雑誌とかで、一話を月一間隔位で読むのが、適正な楽しみ方なのかな。

  • 善人が悪人に変わってしまう話で、なんだか後味悪かった。それがこのシリーズの特徴的だとは分かっているけど…

  • 犬養隼人にまつわる短編集。

    いまわたしは、
    カエル男ふたたびに収録されていた、
    全作品の人物相関図の順番にほぼ従って
    作品を追いかけている。

    だから、著者のどんでん返しの空気感は知ってる。

    短編集に「どんでん返しの結末」を求めるのは
    とてもハードルが高いようにわたしは思う。

    意外な犯人、なんてのは生ぬるくて、
    事件そのものや世界がひっくり返るくらいの、
    読み終えてタイトルをみてゾクっとする、
    くらいの衝撃がほしくなっちゃう。

    そういうわたしの好みの話でいうと、
    今回はそこまでかな。。

    短編ながら社会問題も絡みつつ
    読み応えもあっておもしろくはあったけど。

    長編の方が好みだ、ということかな。


    ちょっと言うと、
    モブ含めの発言の連発の感じがあまり好きではない。
    生徒の文句連発とか、半狂乱の発言連発。
    ちょっとしらける。

    青い魚、の会話劇と正体見せたシーンは
    寒すぎて読み飛ばしたかった。

    今回はあんまりハマらなかった。

  • どんでんがえしがあまりにもパターン通りなので、もう結構登場した直後くらいに、「あ、この人ね」ってわかっちゃうのが残念。切り裂きジャックの記憶が全然無いので続編感はない。

  • よくできた話だけど
    7話もあると、飽きてくるというか
    星新一のショートショートのような

    なぜ、飽きてくるんだろうと考えたら、人物描写が単純で、浅いからかと思い至った。
    そういうものだから、批判ではなく、自分には合わないということです。

著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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