ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.90
  • (25)
  • (63)
  • (33)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 554
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027240

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ第7弾。
    4話からなる短編集。

  • #読了

    あ、ちょっと今回結構怖かったww
    苦手とするジャンルがあったのもあるんだろうけど。
    森司とこよみの関係性じれったいなぁ、もうww

  • しかし、この著者は、恋愛を描くのが、上手なのか下手なのか、よく分からない。。。

  • 読書録「ホーンテッド・キャンパスなくせな
    い鍵」3

    著者 櫛木理宇
    出版 角川ホラー文庫

    p229より引用
    “ 世の人びとはみな「自分とかかわりない
    ところにある悲劇」が好きだ。そして、それ
    にまつわる美談が好きだ。”

    目次より抜粋引用
    “嗤うモナリザ
     仄白い街灯の下で
     薄暮
     夜に這うもの”

     見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
    を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
    テリ。シリーズ第七弾。
     年の瀬が迫る中、それぞれの正月の過ごし
    方を語り合う雪大オカルト研究会の面々。一
    通り話を聞いてみたところ、特に楽しく正月
    を過ごしているわけではないようで…。

     上記の引用は、過去の出来事からくる周囲
    の決めつけにうんざりしている人物の心理描
    写。ミステリやサスペンスを読んでいながら
    なんですが、嫌な趣味です。表に出しては言
    うことはなくても、多くの人がこういう気持
    ちを抱いているから、ドラマや小説が生み出
    され続けるのでしょうけれど。
     主人公・八神森司がいまいち自信のない人
    物のように描かれますが、イラストの外見か
    ら見れば、少し無理があるように思われます。

    ーーーーー

  • 心霊・オカルトは本物の怪異です(*´▽`*)

    主人公とヒロインのほのかな恋心が主題です
    でも主人公の自己評価の低さから彼女が自分
    を歯牙にもかけていないという思い込みの為
    恋愛音痴具合で笑うのが正しい楽しみ方です
    自分の鍵をいきなり彼女に渡す状況を考えた
    作者はエライ(成功したとはいってない)

  • かわいいカップルだねぇ。ニヤニヤ

  • 怪談って文化だと思っている。
    怪談詳しい訳ではないが、
    1話目では狐の話で、実際にありそうな古い民話が現代に、自然な形でストーリーとして成り立つの面白いし、
    こういう話によって昔の風習を知る良いきっかけになると思う。
    また、4話目では連合赤軍、浅間山荘事件がうまくまとめられて、これもまた現代への語り部の役割ともなる話でした。
    もしかしたら著者は、意図的にそうやって忘れられないように昔の風習や事件を入れ込んでいるのかな。
    今回こよみとしんじの関係がだいぶ進んだ気がしないでもないので、また次回作も楽しみです☆

  • あいかわらずの甘々ホラーです。
    もうおまえらつきあっちゃえよ!
    ともあれ、いつもながらのオカ研クオリティ。
    様々なケースの霊や事件にドキドキハラハラしつつも、安心して読んでいられるという不思議なシリーズですね。
    季節の空気を描くのが上手な著者だなーと思います。特に冬の描写は、雪国生まれにはグッと来るものがあります。

  • あぁ、お互い気付かずにぐだぐだする様な青春を送れたらなぁ。

    というのが、アラサーの遺言です。

    ホラーとかそんなのどうでもいいんです。

  • シリーズ7巻目。
    小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの「はかりごと」はなるほどなと感心した。死の間際、庭の飛び石に噛みつくことを念じさせ、復讐から意志をそらし、満足して逝ったという話。確かにそうかもしれない。
    最後の遺志が遂げられ、満足してあっけなく成仏してしまうのだろう。

    「薄暮」が好き。免田自身の話もいいが、免田視点で森司とこよみが初々しい可愛いカップルとして描かれているのが良いね。

    霊に惚れられてしまい、自殺を促される森司。
    「同じ想いなら、陰と陽をぶつければ、陽が勝つと思ったんです。」という台詞にはハッとさせられる。

    てか森司、いきなり合鍵を渡すとはやるね・・。。

    結局、板垣から届いたメールの内容は何だったのだろう。森司はメールを見ないまま脇にやっていたが、次巻につながるのか?

全39件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

櫛木理宇の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×