羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033159

感想・レビュー・書評

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  • 人生における理想や欲望は達成されないからこそ価値がある
    いきる代償でもある

  • 芥川龍之介の作品を初めてちゃんと読んだ。博識で読書家でものすごく賢い人だったんだなと思う。文体が面白いけれども、作品としての良さがまだわからない。

  • 中学生ぶりに読みました。
    登場人物の心情が、中学生当時より理解できた気がして、人生経験を積むってこういうことなんだなと感じました。

  • お見事な一冊

    解読が難しく攻略は難しい名書だ

  • 18編の短編集。内容含め、多種多様なスタイルで芥川の才能を感じさせられる一方、統一感はない。凡人にはその奥にある文間をよみとるのがむずかしいが、解説を読むとなるほど、と思う。頭が疲れる作品。

  • 読み終わった後も楽しめる作品です。
    この作品を読み終わった後、「主人公がどうなったのか」も想像してみて下さい。
    ―H.T.先生

  • 高校生のときに授業で読んで以来の羅生門。
    授業だと下線部だの登場人物の気持ちだのと、純粋に読むのではなくお受験的な読解だったので、頭をフラットにして読むことができた。
    犯罪の決意を勇気と表現する芥川龍之介の世界観に、人間の弱さを感じた。
    勇気が弱さとは、不思議な感覚だ。

  • なるほど、芥川龍之介の人柄、作風がよくわかる一冊だった。

    初期の作品が18編収録されているが、やはり代表作の「羅生門」、「鼻」、「芋粥」は印象的だった。芥川龍之介の作品は基本的に暗く、寂しい。

    人生への諦め、妥協が感じられる作品が多く、芥川龍之介が自ら生涯に終止符を打ったのも納得できる。

    個人的に好きだったのは「MENSURA ZOILI」。ショートストーリーのような、エッセイのような不思議な形式で書かれ、芥川龍之介にしては珍しくファンタジックな雰囲気が漂っている。それと、「葬儀記」。注釈に、夏目漱石の葬儀の記録と書いてあって驚いた。凡人は参列した葬儀の記録を残しておこうなどとは思わない。対象が夏目漱石なだけに、貴重な歴史的資料とも言えると思う。

  • 「羅生門」は高校生だった時に読んだことがあるため、読みづらいことはなかったものの、全体的に話が少し難しかった。

  • 手巾とMENSURA ZOILIがお気に入り。

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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