吹部! (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 515
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041035481

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!

  • 弱小チーム、どたばたで最後にハッピー。
    たまにはこう言う単純明快がいいね笑。

    ゴリゴリのよくある熱血先生ではなくて、無責任でお金持ちのお坊ちゃまってのは面白い設定。
    お母様も素敵な人♡

  • 中学で吹奏楽部にいたことを思い出して、懐かしかったです。

  • 吹奏楽部だった人がこの本を読むと、また楽器に触りたくなるし合奏したくなります。

  • 読書中、元吹奏楽部員の私の頭の中には浅川高校吹奏楽部の風景が鮮明に描かれていた。私が抱く吹部の風景よりも破茶滅茶で賑やかだけど、それが本作品の魅力。
    吹奏楽部の顧問と言って思い描くような人物にミタセンはまるで当てはまらない。風変わりでヘンテコな、教師らしくない教師。部を掻き乱しているのに、気が付けば部員たちは一つの「本気の夢」に向かっている。
    熱血指導の中に音楽へ懸ける本気の想いが見えるところは、丸谷明夫先生のような熱いパッションの塊のような存在に通ずるところがある(……と思ったら企画協力のところに丸谷先生のお名前が!)。
    会話文の割合の多さや各キャラの性格により、テンポよく読み進められる一作。続きが気になる終わりなので第二楽章の購入決定。

  • 高校の吹奏楽部の群像劇
    言ってしまえば「響け!ユーフォニアム」なんだけど、ユーフォよりこっちの方が刊行が早い?
    ユーフォはリアル路線で、こっちはさらに破天荒さというかドタバタ要素をドバドバ入れた感じ
    まぁ、主に顧問の三田村が原因なんだけどね

    こんなキャラどっかでいたな~ と思って記憶を思い返してみたら、奥田英朗の伊良部シリーズだった
    自分のやりたいことをやりたいままに相手を動かすところとか
    もっとも、あっちはもっとハチャメチャだし、他の人のことをそんなに見てないように思える
    いや、それでいて結果的に患者さんのためになってるからやはり似てるなぁ

    ストーリーとしては物語のテンプレート満載なんだけど、なぜか途中で感動してしまう 悔しい……

  • 都立浅川高校の吹奏楽部のお話。
    吹奏楽を通しての思春期の成長・葛藤が描かれている。
    登場人物のキャラクターがわかりやすい。ミタセンはチームバチスタの栄光に出てくる白鳥圭輔が重なった。
    終わりにかけて早足に進んでしまったのがちょっと残念。

  • まさに青春,部活小説という感じ。おもしろくて一気に読めたけれど,コンクールの結果が気になる…。

  • 顧問のミタセンに食らいついていくようになるまでの過程も見物だったが、そこから自分たちで音楽を作っていくように変わっていく姿はなるほどという気持ちだった。部活に限らず、仕事に対する取り組み方にも通じるものがあり、何かに本気で打ち込むとはこういうことか、と思った。

  • 部活王道もの。

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著者プロフィール

慶応大学文学部卒。公益法人勤務、進学塾講師、信用金庫営業マン、飲食店経営、トラック運転手など様々な職を経て、現在は週刊誌記者をはじめ、フリーのライター&編集者に従事。著者に小説『吹部!』、ノンフィクション『会社人間だった父と偽装請負だった僕』『内川家。』など。

「2020年 『吹部! 第二楽章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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