GOSICK PINK

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.62
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本棚登録 : 786
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036464

作品紹介・あらすじ

NYに到着後、一弥の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと一弥。さっそく外に出てみると、何だか変てこな新大陸の謎たちに遭遇し……。グレイウルフ探偵社が出会った最初の依頼人とは。大人気シリーズ第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • 【請求記号:913.6 サ 3】

  • 本題に入るまでの前フリが長い。一応、最初のほうから関係のある事柄は起こっているが。
    ニューヨークでの事件はあまり魅力的でない。

  • 一弥とヴィクトリカが新大陸でじょぶとほーむを手に入れた物語。
    表紙に物語に関係するものが描かれていることに気づく。残り1冊。

  • ヴィクトリカと久城の新世界編スタート。
    グレイウルフ探偵者が出来るまで。

  • 時系列でなく、発売日順に読む、と書いたくせに、BLUEより先にこっちを読んでしまった。
    瑠璃の家に居候し、じょぶとほーむを探す久城。
    新世界に来て、自分の存在価値が壊れたヴィクトリカ。
    今回のヴィクトリカは、マンホールにはまって久城からはぐれ、団子が落ちてきたから食べれば無銭飲食となり、ブタバコに入れられる。自分の住所も言えず、顔はキレーなのにかわいそうな子認定。
    軸は、ニューヨークのボクシング対決と、戦時中の殺人事件。
    じょぶとほーむを見つけた久城。
    探偵事務所をすることになったヴィクトリカ。忙しい新世界も、まだまだ謎を解明したい人々はいるようで。

  • じょぶ&ほーむが見つかって良かった!!二人の新生活がいかに始まったのか、探偵事務所をどのように始めたのががわかるPINK。二人の生活は瑠璃姉さんにも支えられファミリー感もあり幸せ感が増してきた気がする。じょぶもほーむも大切だけれど、身の周りの大切なものをヴィクトリカは教えてくれるよう。

  • 感想を書きそびれてました。色予想外れ。

  • 新大陸到着翌日の出来事のお話し。
    当事者達の話を聞きながら、混沌の欠片を探して推理するお馴染みのスタイル。
    今回は謎よりもヴィクトリカと久城のジョブ&ホーム探しがメインのような…。
    新大陸にきてから(久城と出会ってから)少しずつヴィクトリカが旧世界の灰色狼から人間になっていく様子がなんとも微笑ましい。
    ソヴュールにいた時の神秘的なヴィクトリカも良かったが、人間味の出てきた今のヴィクトリカの方が私は好きですね。

  • アメリカに辿り着いた日のBLUEに続き、翌日のたった一日が引き伸ばしたみたいに濃密。身を寄せた瑠璃の家での朝から、久城が仕事と家探しをする中迷子になったヴィクトリカは幻覚や幻聴に悩まされ、久城は新聞社に半ば無理矢理引き込まれる。ボクシング大会に戦争中の仲間殺し疑惑。緑青とヴィクトリカの関係が興味深い。

  • 「GOSICK PINK」
    NYに到着後、九城の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと久城。さっそく外に出てみると、何だか変てこな新大陸の謎たちに遭遇。


    アメリカ到着翌日に、瑠璃の息子と大人気ない喧嘩をし、マンホールに落ち、更に団子を食ってしまい連行されるヴィクトリカ。一方、またもやヴィクトリカを見失い、迷子の記事を出してもらった新聞社の採用試験を強引に受けさせられる久城。そんな記念すべき新大陸1日目は、ボクシング世界戦とクリスマス休戦殺人事件が、ヴィクトリカの好奇心を掻き立てる。


    新大陸到着早々に巻き込まれるヴィクトリカと九城であるが、遂に、九城の就職先とグレイウルフ探偵社設立の経緯が判明します。これでREDで既成事実として語られる大枠は理解できました。よかった、よかった。


    NYのマンハッタンを探検する2人でほのぼのシーンがある程度続くかと思いきや、まさかのヴィクトリカがマンホールに落下でぴったし嵌るという奇跡がすぐさま発生。ヴィクトリカがマンホールに嵌っていることに気付いたのにも関わらず、スルーする親子が登場し、冷た過ぎると思いきや、そこから馬のしっぽに絡んだ草を掴んで、馬が移動する力を利用し、さくっと脱出・・・て、いやいやそれは無理でしょーーーとw。


    この後現れるのが、ヴィクトリカと共に豚箱に閉じ込まれていたエディとエディを膨大な保釈金で閉じ込めたウィリアムの2人。世界戦を戦うボクサーであり、戦争時代、同じ隊に所属し、仲が良かった2人。しかし、クリスマスに起きた休戦で起きたある殺人事件の犯人をお互いで疑いあっている。


    記念すべきグレイウルフ探偵社の依頼第一号の謎解きであるが、新シリーズでは、ヴィクトリカはこういう感じの謎解きをする感じなんだろうか。過去に戻る感じ。こんな力だったっけと。また、真の依頼者とヴィクトリカの関係も注目です。ヴィクトリカは、こういう能力があったのか?と振り返ってみたけど分かんないですが。


    謎が軽めな分、注目は、ジョブ&ホーム。久城は男として拘るが、ヴィクトリカは何故久城が拘るのか分からない。というか、その2つが何か分からない。この関係性が最後まで続くのだが、ヴィクトリカはホームには大切なものを置くのが良いと瑠璃に言われ、久城から貰ったラジオを置こうとするなど、確実にジョブ&ホームを理解していくのだ。そこが微笑ましい。


    新たな門出を迎える2人に幸あれ。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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