ブランコ乗りのサン=テグジュペリ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041037393

感想・レビュー・書評

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  • 少女だけで作られた、サーカス団。

    宝塚のサーカス版? という感じです。
    技を磨き、同級のいじめや、上級生のしごきをかいくぐり
    トップを目指して、その地位を確固たるものにする。

    トップである3人と、彼女の代わりをしている妹。
    知っている者と、知らない者。
    目指し方、その場所の守り方。
    うっすらと見えてくる、汚い大人達。
    資金源がなければ、どうという事にもなりませんが
    理想はどこまでも追いたいものです。

  • 不自由で不完全で、美しい少女たち。

    それぞれに抱くものを決心という形に変えて踏み出す姿はとても愛おしかった。
    魅惑的な、だけどとても危うい、でも純粋すぎるそんな登場人物たちと雰囲気がとても素敵だった。

    いいなぁなんかすごく好きだなぁー。

  • 主に四人の少女を描きながら、シェイクスピアの心情も気になるところ。
    最後までサン=テグジュペリたりえるのは妹ではなく姉だったんだな…というラスト。

  • サーカスに生きる少女たち。
    「少女」という刹那の美しさ。
    気高く、美しく、強い。確かな誇り。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-1106.html

  • 文庫になるのを待っていた作品
    設定になんとなく違和感を感じたけれど
    全体的にさらっと読めた。
    少女たちの永遠を求めるひたむきな姿が儚くも愛おしい。

  • 2016/01/23

    Instagramで見て。
    紅玉いづきだったのか!
    ポエミーで耽美。
    憎しみと愛。
    嫉妬と尊敬。
    そんな感じ。

  • 予約中

  • 好かったー!

  • 演目者は文学者の名を襲名する、少女サーカス。
    華やかな舞台の美しさと、それを中心に渦巻く嫉妬や陰謀のグロテスクさにうっとり。
    最初は愛涙の物語だったけど、サン=テグジュペリはやっぱり涙海なんだとうなずくラスト。

  • ジュ・トゥ・ブが良く似合う本。
    文句無し!!

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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