ブランコ乗りのサン=テグジュペリ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041037393

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号:913.6||Ko 26
    資料ID:C0038336

  • 短い本なのに、5人(かな?)の少女の生き様が描かれていて凝縮されている一冊。
    それぞれ方向性が違う強さを持っていて、強い人間とは何なのか、ということを訴えかけてくるよう。

    余談ですが、女性向けの小説となると男性側はこういう面子になるんですね!

  • てぃーぬオススメ本
    著名作家の名前を冠した少女サーカスのお話。
    サスペンスっぽい内容も合わせて女の子たちの心の動きがとても面白く読むことができました。
    みんなかっこ良くて可愛かった。

  • ジャンルはライトノベルなんだろうけど、この人の話は一般人が読んでもおもしろいんでないかなぁ。

  • 少女サーカスの花形である女の子たちの物語。
    紅玉さんの美しい世界観は読んでいて楽しいです。終わり方も綺麗です。

  • サーカスが舞台で、きらきらした世界で美しく舞う愛涙の話。ハッピーエンドといえる。

  • 夢を生きる「覚悟」の話。少女たちは皆異なる「覚悟」を持っていて、それぞれが正しく、それぞれが美しい。靭やかな強さを貰えるような物語だと思う。

  • カフカのエピソードが好き。

  • 少女たちは夢に生きる。

    少女たちのサーカス。文学者の名前。曲芸学校やサーカスの厳しい舞台裏。ブランコ乗りのサン=テグジュペリは、実は双子の妹だった。

    曲芸学校からスターが出るところはまるで宝塚のよう。少女たちの戦いと友情。サーカスというのがまた怪しげな、不安定な雰囲気を醸し出している。

  • 「不自由なことは、美しいことよ」
    見世物となるために集められたのは二十歳にも満たない少女達。あまたの少女達の憧れと挫折の果てに、他者を排斥するだけの美しさを持ち、勝利したものだけが、古き文学者の名前を戴き舞台へと踊り出る。カジノ特区のシンボル。少女サーカス。
    紅玉いづきさんによる不完全で美しい世界。なんか好きです。
    ブランコ乗りの演目者 8代目サン=テグジュペリの涙海と代役を務める双子の妹 愛涙。天才の姉と、姉を慕う妹。ラストで分かる真のサン=テグジュペリとは。
    脇役もいい。猛獣使いのカフカ、歌姫アンデルセン、パントマイムのチャペック、そして団長 シェイクスピア。シェイクスピア視点の物語も読んでみたい。

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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