銀河鉄道の夜 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 3949
感想 : 269
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041040034

感想・レビュー・書評

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  • 今更、文学もちゃんと読もうと思う。
    読んでから曲を聴いて感動。

  • 美しさと悲劇、ミックスさせた時の落ち着かなさ、これがすごい文学というものなのであろうか。

  • ところどころ書かれていない空白や世界観に頭を悩まされるが、自分は大人向けの童話感があって好きです。
    米津玄師のカンパネルラをより楽しむために読みましたが、銀河鉄道の夜は本編で米津玄師のカンパネルラは後日談といったところでしょうか。なにがともあれそこだけでも天才が渋滞してます。
    夜中にできたら星の見える場所で読んでみてください。

  • ハロー、今君に素晴らしい世界が見えますか


    銀杏、ゴイステの影響で読みました。
    他人の幸せを思い、「自己犠牲」によって亡くなった者が天上へと向かう銀河鉄道の旅。何故まだ生きているジョバンニがこの鉄道に乗れたのか?それは彼が「他人の幸せのために生きること」を心に留めているからであり、だからこそ「ほんとうの天上へさえ行ける切符」を持っていたのだと思った。また、カムパネルラがジョバンニの親友であり、青白くかがやく天の川を「友人」という大切な人と共に天上へ向かう最後の旅をしたいと願ったからなのではないかと思いました。
    私自身が「他人の幸せのために生きる」ことによって幸せになれるのかは分かりませんが、自己利益ばかり求めて、周りの人間の優しさや気遣いを忘れずに生きていきたいです。

  • 素敵なお話だった。
    有名な「銀河鉄道の夜」を読みたくて購入した本だったけれど、短編として入っているお話も面白かったです。序盤で出てきた「双子の星」が「銀河鉄道の夜」でも登場したのが嬉しかったです。

  • 宮沢賢治の表現がかわいい

  • audibleにて

    宮沢賢治を一切通ってなかったので、今更ながら視聴しました。

    勝手に期待していたストーリーみたいものが私の中にあり、読んでみると予想外に不気味な描写が多いことに驚きました。

    ラストはカムパネルラのお父さんの優しさに心が沁みました。

  • 十代から何度も読んだが、その時どきに新鮮な感想をもらえる。

  • 難しいけど定期的に読みたくなる。

    高校生くらいの頃に買ってるのを忘れて最近、本屋に並んでるのを重複して買っちまいました。

    表題の銀河鉄道の夜以外に深く心を動かしたのは、よだかの星。
    報われる報われないの問題じゃないのか、よだかの判断は英雄的なのか陳腐なのか。
    読み手の本心に問いかけてくるようなどこか憂いてしまう作品です。

    銀河鉄道の夜は本当に不思議です。
    アニメで見ても本で読んでも。
    でも、その不思議さが私にとっては他の作品にはないある種の魅力なんでしょうか。

    印象強いのは「アルビレオの観測所」です。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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