名もなき風たち サッカーボーイズU-16

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041041222

作品紹介・あらすじ

2011年、高校生になった武井遼介は、関東の強豪サッカー部に入部する。東日本大震災から1ヶ月、ふつうにサッカーができる現状に葛藤を抱きながら、遼介は新入部員約50名でスタートした部活に励む。しかし、全国大会を視野に入れたレベルの高い部内では、1年生チームの中ですらポジションを確保できずにいた。やがて1年生は2チームに分裂し、紅白戦が開催されることに。勝敗によって両チームの選手を入れ替えるサッカー版“大富豪”という特殊ルールで、遼介はチーム内での立場を思い知らされ、夏の1年生大会、ルーキーズ杯へと向かう――。

感想・レビュー・書評

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  • 一から積み上げてきた。
    各々が個人的にアピールするのは簡単だが、チームの事も考えて動くのは難しい事だろうな。
    チャンスを掴み取る為には、どんな事にも貪欲になり色んな角度から見て学ぶことも重要なのだろう。

  • 中学までを読んだ後数年ぶりで手に取ったシリーズ。やはり面白い。実際のサッカーの世界はもっと汚かったり、情けなかったり、できなかったり絶望であったりする部分もあるのできれいにまとめられすぎだなぁと思う。けどほぼリアルに描かれていてつい引き込まれてしまう。震災と絡めなくてもよいのに、とは思った。

  • 共感できる部分と、ちょっとなれというか、浅さ見たいのを感じる部分と。
    個人的にはジュニア世代の話が1番好みかな。
    とはいえ、読みやすさ、スピード感はやはり好き。

  • 2011年、高校生になった武井遼介は、関東の強豪サッカー部に入部する。東日本大震災から1ヶ月、ふつうにサッカーができる現状に葛藤を抱きながら、遼介は新入部員約50名でスタートした部活に励む。しかし、全国大会を視野に入れたレベルの高い部内では、1年生チームの中ですらポジションを確保できずにいた。やがて1年生は2チームに分裂し、紅白戦が開催されることに。勝敗によって両チームの選手を入れ替えるサッカー版“大富豪”という特殊ルールで、遼介はチーム内での立場を思い知らされ、夏の1年生大会、ルーキーズ杯へと向かう―。

  • この話はいつも息子の一歩先を行く話になります。
    息子は今年高校受験を控えていて、県リーグ上位高を目指しています。
    まさに来年の今頃感じるであろう話かな。
    母には競技者である息子の気持ちはなかなかわからないので今読んでよかった。
    その日に備えてしっかりサポートしたいです。

  • また、この子たちに会えるとは!!!!

    小学生だった遼介もとうとう高校生かあ。
    感慨深いです。

    高校入学とともに、今までと全く違う環境に身を置くことになって……

    これからどんなふうに這い上がっていくのか、楽しみ!!

  • ★2016年12月4日読了『名もなき風たち サッカーボーイズ U-16』はらだみずき著 評価B
    サッカーボーイズシリーズで好評な はらだ氏の最新作を拝読。バッテリーシリーズの あさの氏の勢いで同じような少年スポーツシリーズに手を出しました。正直申し上げると、野球よりも私自身がその戦略、戦術を知らないために、物語に出てくる競技中の立体的なシチュエーションが、理解できない。その意味では、サッカーをプレイした人が読むと相当面白いのだろうなと予想できます。そこを読者として堪能できないのは残念です。

    震災影響も絡めながら、公立の文武両道で県内でも強豪青嵐高校に進学して、日々レギュラー入りを目指して悩みもがく高校1年の武井遼介。一軍レギュラーチーム、二軍 Bチーム、1年赤組、白組の4層構造の中、遼介は最下層の1年白組からのスタート。それまでは常にチームの中心でレギュラー、主将を張っていた立場とは大きな落差を経験するも、腐らず努力を続ける。
    震災影響も絡めながら、公立の文武両道で県内でも強豪青嵐高校に進学して、日々レギュラー入りを目指して悩みもがく高校1年の武井遼介。一軍レギュラーチーム、二軍 Bチーム、1年赤組、白組の4層構造の中、遼介は最下層の1年白組からのスタート。それまでは常にチームの中心でレギュラー、主将を張っていた立場とは大きな落差を経験するも、腐らず努力を続ける。

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著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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