- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041042021
作品紹介・あらすじ
多数の作家から圧倒的な支持! 執筆、酒、テレビ出演、読書、編集者との交渉――。一見なんの変哲もない日常を、異能の私小説作家がときに淡々と、そしてときにはネチネチと綴る、妙に後引く日記文学、好評第四弾。
感想・レビュー・書評
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図書館借り出し。
面白いんだよ。
どう読んでも面白いんだよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ただの日記なのに、これでもう4冊目である。
過去の3冊より値段が高くなり、ついに2000円超え(消費税と合わせて)。それだけ部数が少ないのだろう。
この手の軽い本が2000円もすると、さすがに高いと感じる。もう、このシリーズは最初から文庫でいいと思う。
内容は、過去の3冊と大差なし。何を書いたか、誰に会ったか、何を食べたかなどという小説家の日常が、淡々と綴られている。
これまでの3冊以上に、「信濃路」(鶯谷駅前の、24時間営業の安居酒屋。ファンにはおなじみ)の登場頻度が高い。とくに、文芸誌各誌の担当編集者との打ち合わせは、ほぼすべて「信濃路」でやっている感じ。
ということは、「信濃路」に通えば、賢太と遭遇する可能性が高いわけだ。
「サイゾーウーマン」に載った揶揄記事(「西村賢太、初長編が「全然売れない」! 『お願い!ランキング』出演も効果なし?」)に対する反論だけが異例の長文になっており、ここが本書でいちばん面白い。
いわく――。
《もう一度ハッキリと云っておくが、自分の小説がまるで売れないのは、何も昨日今日に始まったことではない。『苦役列車』以外の、ほぼ全部が売れていないのだ。見損なってもらっては困る。》
あと、私自身が最近糖質制限ダイエットを試みているから余計にそう感じるのだが、賢太、毎日食べ過ぎ(笑)。さんざん飲み食いしたあとにシメのラーメンとか食べてるし。
ものすごーくよけいなお世話だが、この食生活では長生きできないと思う。 -
平成26年6月から最近までの日記。著者の日常が手に取るように伝わってくる。盗み見根性は全開発動。定期的な買淫には、当たりがあり、ハズレがあり、大当たり、一応の当たりなどもあり、なかなか笑える。食って寝て原稿書いてテレビに出たり、時には病に臥せることも。延々とこれが繰り返され、とりたてて何か起こるわけでもない。最後まで淡々とした日常が続き、読後はぶつ切り感さえ漂う。にもかかわらず病みつきになってしまう魔力はさすがとしか言いようがない。
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915.6
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※※まあ読まんでも特段の損失は無い本だと思います(;_;)
何故毎度出るたんびに読んでしまうのだろう。謎です。きっと文章作文の練習手本に少しわ成るからだと今更思い至ります。まあそう言う本です。すまぬΣ( ̄□ ̄)!
そして、本巻は値段が1900円となっている。確か前作までは1400円程。ふーむ出版社の本気度がこの辺で変わって来ていることが見て取れる。まあ後で確かめるとしよう・・・シュワッチ。!。 -
怖いものみたさで毎回読んでいる日記シリーズ。不摂生に性格の悪さの西村賢太にこの一年何が起こったか?身体的には痛風、腰痛、風邪あたりだが、これは毎年のことなので特に記載することではないのかもしれない。食事は今年は回転すしが入ってきてるのが特徴で36個とか尋常ではない。これも同じの口答えできない相手を罵倒する習性は今回はあまりなく、ネット上の評論家程度。これは無理からぬところがあるが、そのネチネチぶりは西村節です。
編集者イジメは今回は一番なくて角川の編集者がキモイというくらい。それと稲垣潤一がよく出てきてる。前半は珍しく仕事をキチンとしていて後半は2ヶ月ぐらい原稿を飛ばしたりしているが、体調もあるので致し方ないところ。
意外とためになる贔屓の紹介では、真梨幸子が気になる。暗さ、不幸に反応する西村さんらしいイヤミスの一人者らしい。読んでみたい。
食べたものを丁寧に書いてる日もあれば、何も書いてないときもある。そのあたりはある程度一定にして欲しいですね。 -
酒の消費量が減ったのでは?
が、いずれにせよ飲み過ぎ。