カブキブ! 6 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 391
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041052648

感想・レビュー・書評

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  • 今回こそはトラブルなくいけるかと思ったけどやっぱり起きてしまった...笑
    このシリーズ続きがすごい気になるところで終わるからどんどん読み進めてしまう

    私もこんな青春を送りたかったな...

  • カブキブ6
    191213読了。
    今年109冊目今月7冊目。

    #読了
    #榎田ユウリ
    #カブキブ6

    安定の一気読み。

    演劇部との確執。

    クロとトンボのすれ違い。

    そしてその形のハプニングか。

    やりたいことのはずなのに、理由つけてやる前からできないって決めつけること、あるよね。

    生徒から影響受けること、多いです。
    むしろいつも教わってる。
    それが快感。

  • 私も渡子ちゃん疑っちゃった。
    浅葱無双ホントハンパないww

  • 歌舞伎好きの高校生が歌舞伎を演じる同好会を作って奮闘する話第6巻。今回は2回目の文化祭で「毛抜」を上演するためのあれやこれや。次が気になる終わり方でジタバタ。しかし、ネガディブな感情を描くのが本当にうまい。

  • 自分が楽しい場所に行きたくて演劇部を離れた芳と、キリコ卒業後は特に芳をスター故に一人にしていた演劇部が悲しい。トンボに疑惑を同じ目で見て貰えなかったクロが動揺する喧嘩も淡く迫る。クロの主人公パワーを前に悔しいだろうなと思わず渡子に感情移入した。安定した空気の傍らのシクシクした痛みたちに引き込まれた。

  • 夏祭りの事件の解決から、文化祭公演直前までを描く6巻。

    困難は解決してもゆくけれど、ずっと重い空気が拭えず、ああ、1・2巻の頃はよかったとつい思ってしまったので☆4に。

    けれど、涙腺が緩む瞬間がたびたびあって、しみじみよい本だ、とも思う。

    冒頭の渡子の独白。寄る辺なき身にたった一人救いを求めたその人。この先は想像がつく。この1pだけで秀逸と思う。

    白銀屋に来た生島さん。頑固だけれど、僅かに変わりゆく蛯原くん。そして、侮れない祖父。カブキ部のため、ではなく、きっと蛯原くんのためを考えているのだろう。

    自分が演劇部と揉める原因となったため、身を引こうとする芳先輩に「いい演技をしてください」というクロ。泣ける。
    クロは本当にいい子だ。渡子は偽善だと怒るけれど、心根のまっすぐな青年だと思う。クロを見ていると、母親とおじいさんとサイコさんと…いなくなってしまったのだとしても、深い愛情によって包まれていたのだということがわかる。

    トンボとクロのケンカ(?)のシーンは、クロの気持ちが痛いほどわかってしまい、辛かった。どちらも悪くない。トンボが言うことはもっともで、何も間違ってはいないし、クロを傷つけるつもりもなければ彼の中でクロに対する友情は揺らぎない。けれど、クロが感じてしまった裏切られたような感覚も、ものすごく分かってしまう。お互いに思いは変わらないはずなのに擦れ違ってしまう。渡子ちゃんの存在も、演劇部とカブキ部の諍いも不穏ではあるが、結局のところこの二人の擦れ違いが一番堪えた。ここの二人の揺るぎない友情に支えられて、どんなに困難なことが起こっても絶対に大丈夫だと思えていたのに、ここが揺らいでしまうことが一番辛い。でもきっと、乗り越えられるのだと思って見守るしかない。

    クロが渡子に突撃したところはよかった。トンボを盗られたみたいで嫌だったんでしょ?って言ってしまえるクロが好きだ。もっとぶつかって、渡子を丸裸にしてしまえばいい。それは、もしかしたら存分に嫌われているクロにしかできないのかもしれない。

    蛯原くんとクロが部室で二人で脚本を考えるシーン、いいなぁ。
    蛯原くんも早くクロに毒されてしまえばいいのに、と思う。
    でも、そうならないところが彼の魅力なんだけれど。丸ちゃんにはすでにツンデレとか言われていて草。

    表紙絵、なんか見たことあるなぁと思っていたら、イシノアヤさんでした。
    イシノアヤさんの絵好きです。この表紙絵でクロとトンボが再生されるので嬉しい。

    読み疲れて感想がまとまらず。

  • 歌舞伎に費やす高校生の話。

    けぬきをやることを決めて、演劇部とのいざこざを乗り越える話

  • 2017/11/21
    ほらまたすごいとこで終わるー
    もう既刊ないんだってば。
    クロとトンボのギクシャク萌える。
    トンボももうちょっとぶちまけて欲しい。
    そのほうがかわいいやん。高校生なんだもん。
    それにしても何気に生い立ちに癖のある子が多いね。
    いい学校なのにね。
    みんな何かしらあるもんだけどそれにしてもね。
    私が知らないだけでみんな何かしらあるのかな。
    私も言ってないことあるもんな。

  • またなんというところで終わるのーー。
    ようやく一息つけて、いざ文化祭の舞台へ!というところで事件勃発とは。
    メンバーが足りない、演劇部との確執、クロとトンボの初喧嘩などまー前作にに続き盛り沢山。
    でもこのシリーズってトラブルがあっても、嫌味なく解決していくしキャラクターが各々、自分を客観視出来てるから読んでいて楽だし、素直さに心がほっとする。
    仁も少しずつ変わってきたし、引き続き楽しみ。

  • <内容紹介より>
    歌舞伎大好き高校生、来栖黒悟(クロ)が部長を務める「カブキ部」。文化祭に向け準備中だが、人手も予算も不足の上、元演劇部のスター、芳をめぐり、演劇部との対立はますます悪化。おまけに公演予定だった場所が使えない!?クロの親友、トンボの機転で、演劇部との観客動員数での勝負を条件に、なんとか場所を確保。しかし、勝負に負ければとんでもないペナルティーがあって…。嵐の予感!?青春歌舞伎物語、第六弾!

    ーーー
    夏祭りでのトラブルもどうにか乗り切り、文化祭へと邁進するカブキ部。
    今回は人数の多い「毛抜」を上演するとあって、演者も裏方も足りず、またもや人で集めに大童。白銀屋や周りの協力を得て少しずつ前進するも、やはり演劇部との確執が立ちはだかります。
    夏祭りでのヤジは演劇部員の企みだったのか?それともトノコが関わって??
    トンボとの関係にもヒビが?!

    波乱万丈ですが、メインの文化祭上演シーンはお預け。次回作が待ち遠しいです!

著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榎田ユウリの作品

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