蜘蛛ですが、なにか? (6) (角川コミックス・エース)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041070611

作品紹介・あらすじ

並列意志共々レベルアップを続ける蜘蛛子。そんな時、突然転移魔法で謎の男が現れる。その男とは言葉が通じず困り果てる蜘蛛子だが、さらにそこにスマホが現れ女性声の日本語で蜘蛛子に話しかけてくるのだった!

感想・レビュー・書評

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  • 円卓の模様が蜘蛛の巣なのはどういう意味なのか。

  • 食べ物大好きな蜘蛛子さん。助けられた人間たち、また来ることになったら大量に果実を持ってきそう。

  •  読了。
     ‘世界最悪の邪心’って厨二っぽい。
    魔王とかいるし、蜘蛛子以外に転生したのがやっぱりいるっぽい。人との関わりも増えてきたー。
    (210618)

  • ようやく人間登場!魔王軍は未来の事なのか、現在存在してるのかよく分からんかった。人化はあるみたい?

  • 6巻まで読了。
    デフォルメされた蜘蛛子に戸惑うけれど、テンポが良いからか、さくさく読んでいるうちに慣れてしまう。魔法担当の蜘蛛子が可愛い。
    人間界側の話は巻末漫画でゆっくり進んでいるけど、本編と絡んでくるタイミングに間に合うのかどうか、ちょっと分からないところ。

  • 並列意志共々レベルアップを続ける蜘蛛子。そんな時、突然転移魔法で謎の男が現れる。その男とは言葉が通じず困り果てる蜘蛛子だが、さらにそこにスマホが現れ女性声の日本語で蜘蛛子に話しかけてくるのだった!

    火竜も倒して、いよいよ黒幕らしき存在の姿も見えて、おまけに魔王とその配下という人型のキャラが一気に登場したこの巻。話としてはかなり大きく動いた気もするんだけど(蜘蛛子的にはさほどでもないけど)、ともかく気になったのは人型キャラのバランスというかデッサンというか…。
    この漫画家さん、これまでさほど絵で気になったこと無かったんだけど、こうやって人間タイプが一斉にでると拙さがすごく見えてしまってちょっと勢いを殺がれた感じ。話の内容より体のおかしさばっかりが気になって集中できなかった。モンスターは全然普通だったのにね。

  • 恐れは何度でも訪れる、けれどそれは憧れでもあり――。

    いよいよ来ました管理者「ギュリエディストディエス」、そして邪神「D」。
    「ギュリエ(略)」、アメコミヒーローみたいなゴツい印象で来るなあ。
    「D」、悪意をもたらしてるけど、一番怖いのは読者にも向けた漠然とした不安だよねえ。 

    強さとかそういう次元では計れない世界という盤面の指し手を相手とした主人公がどう動くかと言えば、いつか同じ高みに辿り着くこと――掻い摘めば、今までと同じように強くなることでした。
    けれど、この巻では順当にステップアップしていった五巻までの流れを一旦打ち切り、バトルも控え目の繋ぎに徹するといった風情。
    漠然としていた目的を新たに得た情報を元に再構築する巻きと思えば、少々退屈に思えるかもしれません。

    それでは、ここでいったん主人公の置かれた状況を整理してみましょう。
    中層から脱出し、上層に戻ったことでとりあえず主人公の命を脅かす強敵や危険地帯からは逃れることができました。
    前巻のレビューで述べた「空間魔法」の習熟によって、撤退手段と食料を確保できました。

    つまり、一巻時点でマイホームを燃やされる以前の状況に戻ってきたわけです。
    違うのは、強くなったことでもう人間に燃やされて単身逃げ回るようなみじめな思いをしなくて済み、生きるだけならもう何も問題はない、それどころか人助けをする余裕まで生まれたというところです。

    ところが、話はここで終わりません。
    漫然と暮らしていくだけでは、いずれ崩壊しゆく世界に巻き込まれてオシャカですよ、それと転生先での母である「マザー」に支配されますよと、「いつか」そして「たった今」差し迫った危機に突き動かされ、新たに強くならないといけないモチベーションを設定されます。

    で、その辺のキーになるのが、今まで小刻みに不安を煽ってきた謎のスキル「禁忌」がもたらした情報だったりします。
    忘れたとは言わせません。

    けれど、この時点の原作ではほぼ未開示情報だったはずの「禁忌」の根本について、思い切って明かしたはずのにあまり頭に入ってこないのはなぜでしょうか?
    本編中に唐突に挿入された「魔王と軍団長の会議」が原因でしょうね。

    時折単行本書き下ろしで巻末に収録される、転生者「漆原さん」視点は今回も健在ですが、原作では主人公とは別視点で、人間の王族に転生したシュンを主人公とする「S編」が進行しているんですよ。

    今回の会議風景も「勇者」そして「魔王」の対立の構図が描かれる中の一幕に過ぎないんです。
    つまり、ここまでテンポ重視で蜘蛛な主人公視点の冒険活劇にほぼ割り振ったはずのこのコミカライズにおいてあえてここだけ書くことで、わざと構成に歪さを持たせたんです。

    故意に初見の情報を過多にして、漫画の読者にとって本当に大事な所を掻い摘むところを阻止しています。
    それと同時に、今後の展開に必要な情報が、主人公視点だけでは足りないのを補っています。
    物凄く難しいとは思いますが、この巻の完成度を多少落とそうとも必要な部分と思ったので星を落とせません。

    かかし朝浩先生の人物にはいささか癖があるという意見も多いようですが、表情と魅力的なコマはしっかり押さえていると思います。
    主人公の艶姿にして晴れ姿となるアラクネへのデザインもシルエットの延長で描き切ってくれると思っています。癖のない主人公役割なシュンを巻末できちんと見せてくれただけに、別に心配はしていません。

    で、そのように遠い話はひとまず置いておくとして。
    性質の違う二頭の地龍、そして君臨する地龍アラバ、ゆるキャラと化した漆原さん(笑)と、最後はともかく初心に帰ったような龍の勇壮さは見逃せません。

    仮に、地龍アラバとの戦いを第一章とするならばその最後を勝利で飾るために、邁進するのが主人公と言うことを忘れてはいけません。
    この作品を象徴してるんですよね、恐れしか生まない超越者より憧れをくれる強者への焦がれって。

    何度めの出会いか、とうとう恐れだけではなく。
    私は、主人公の気軽さと茶目っ気に隠れたその感情を何と呼べばいいか知りません。
    それは遠くない未来、主人公が心の内から叫んでくれることでしょう。

  • ・・・表紙の女の子って蜘蛛子ちゃんかと思ってたけど、まさか管理者Dじゃなかろうな?
    スマホ・・・。
    完全に地球産の機械が出てきた。
    つまり、スマホの存在する世界から関与できる世界ってことだ。
    「・・・というゲームでした(蜘蛛子ちゃんはキャラクターシート上の存在)」とかなりそうで、う~ん。

    ようやく戻ってきた上層。
    流石に敵無し。
    この世界の人間って物凄い弱く描かれてるけど、実際のところどうなんだろう。
    現実世界で昆虫が人間並みの知能を持っていたら、はたして1匹相手でも勝てるんだろうか?
    (スズメバチが人間並みの絡めてとか使ってきたら物凄くヤバそう。)

    そして唐突に魔王軍が登場。
    単なる夢なのか、盗み見した感じなのか。
    魔王の術?が蜘蛛の糸っぽい感じもするから、将来の蜘蛛子ちゃん(予知夢)って可能性も・・・。

  • 言葉を話せるキャラクターが出てきたから、アラクネに進化して人族や魔族と交流できるようになるのが楽しみ。あとアニメ化も。

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