未来の科学者たちへ

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 170
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041081471

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号 407/O 69

  • こんなに楽しい職業はない:
    サイエンスの世界にようこそ
    科学は人の営み
    日本のサイエンスのいま
    最初から専門を決めなくてOK
    サイエンスは社会的な存在である

    研究者の醍醐味-世界で自分だけが知っている
    研究は「おもろい」から:
    選択はおもしろいほうを
    やはり研究者になろう
    ワンオブゼムではおもしろくない
    種を蒔こうとするスタンスが基礎研究
    研究現場は大股で歩け
    ゼロから始めることで得る喜び
    科学者は楽観主義であれ
    おもしろさを追求できる自由
    驚きと感動をこそ大切にしたい

    一番乗りよりも誰もやっていない新しいことを:
    終戦の年に生まれて、自然の中で
    分子生物学との出会い
    渡米、ニューヨークでの留学生活
    人のやらないことをやろう
    間違いなくおもしろい現象に出会った!
    オートファジーに関わる遺伝子を特定
    次々に明らかになる事実で世界を独走
    その折々にベストを尽くす

    効率化し高速化した現代で
    待つことが苦手になった私たち:
    知るために費やす時間
    非効率な時間が興味を膨らませる
    「思いがけない」が失われている
    乗り遅れ症候群
    与えられる知から、欲する知へ
    〈知へのリスペクト〉
    プロセスにこそ喜びはある
    パラダイムを示してくれる人との出会い
    素晴らしき「ヘンな奴ら」

    安全志向の殻を破る:
    好きなことができていい?
    研究者は何が楽しい?
    研究とお金
    科学者には多様性が必要だ
    得意なことではなく苦手なことで決められる進路
    研究者を育てる環境
    議論する日常、閉じこもる日常
    若者の特権と安全志向
    失敗を恐れる必要はない
    未知の世界は先が見えないからこそ楽しい

    「役に立つ」の呪縛から飛び立とう
    「解く」ではなく「問う」を:
    答えられるより問えることが大切
    いかに問えるか
    答えの先に新たなる問い
    すぐに納得しないで
    孔子の過激な教育観
    非効率な体験が想定外の対応力を養う
    失敗へのチャレンジ
    自分の仕事と同じように人の仕事をおもしろがれるか

    科学を文化に:
    科学を身近に感じるために
    終わりのない仮説と検証のサイクル
    現代における科学の役割
    まずは科学とは何かを考えてみよう
    科学や技術の評価には時間がかかる
    国に依存しない基礎科学研究の支援

    先が見えない不安
    大学の専門学校化
    いい失敗と悪い失敗
    ゲノム編集や再生医療
    役に立たなくてもサイエンスには喜びがある
    大隅財団という社会実験

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著者プロフィール

1945年福岡県生まれ。東京工業大学栄誉教授、同大科学技術創成研究院細胞制御工学研究センター 特任教授。大隅基礎科学創生財団理事長。東京大学教養学部基礎科学科卒業、同大大学院理学系研究科博士課程単位取得後退学。アメリカロックフェラー大学研究員、基礎生物学研究所教授などを経て、2009年より東京工業大学へ。2016年、オートファジーの仕組みの解明により、ノーベル生理学・医学賞を受賞。文化勲章、日本学士院会員。

「2021年 『未来の科学者たちへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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