殺人ライセンス (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 277
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041081754

感想・レビュー・書評

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  • そんなにうまくはいかないだろうけど、奥さんが素直で美人で良かった。
    きっと仕事の関係でもそうなんだろうけど、相手を信頼して、相談して、何かを任せることは成熟した人間関係を構築する為に本当に必要なことなんだろうと思った。

  • シリーズものではないが、この後の家族と探偵業がどうなるのか読んでみたい。

  • ★3.5
    普通に面白かった!
    ストーリーも分かりやすいし、スラスラ読みやすい。
    いきなりサーバーに現れる殺人ネットゲーム。そのストーリー通りに事件が起きる。果たしてそれは仕組まれたものか...。
    結果、ただの目くらまし&交換殺人落ちでした。
    でも、キュウとか、探偵を目指す相沢とか、キャラが立ってて良かったよ。

  • 「殺人ライセンス」
    オンラインゲーム「殺人ライセンス」と同様の事件が起きる。はたして犯人は……。
    ミステリー+家族小説+青春小説。読みやすく、面白かったです。
    でも、リストラされたから探偵したい!するね!って夫に言われたら、そりゃ家庭内が不穏にもなるわ。

  • ネットの世界の話 1ページめから怖かった!ゲームのターゲットになったひとが 実際に殺されてしまう それも二人も!
    探偵になったお父さんが娘の同級生と犯人を追っていくとこころや、警察のちょっとずれてるような 頭がかたいような考え方とかも おもしろかったです。

  • 面白かった。
    リストラされて、探偵になるというちょっと無謀な希望を叶えていく過程と、若者とおじさんの仲が良くなっていくところが良かった。

  • ネットゲームのとおりに殺人が立て続けに起こり、その謎をときあかそうとする刑事や探偵のお話。時代的に現代よりやや古い時代設定になっているが、なかなか楽しめた。探偵の娘やその友達も話にからんでくるが、娘が親をうざいと思って口をきかなくなる場面や、それを反省する場面など家族愛の部分でも楽しめた。

  • まとまっていて読みやすかったです。
    もう少し最後に展開があるかなと期待していました。
    ゲームと事件との関連性とかも、もう少しあっても良かったと思う。

  • 終身雇用の崩壊。もう令和時代で弱肉強食。スキルがなければ簡単に首切りの対象にされてしまう世の中。相沢麻里の父親もそのうちの一人。セールスマンから一転、あこがれていた私立探偵の仕事を始める。
    そのことから以前にも増して家族との亀裂が目に当てられないくらいの溝になる。インターネットを介して殺人事件を行った犯人を突き止める新米私立探偵。その中で、家族とのコミュニケーションの大切さを身をもって痛感した主人公。どんなに逆転できないような状況になってもあきらめず対話しようとする精神や行動に心打たれる。

  • 昭和と平成及びアナログとデジタルの功罪をミステリーと家族という観点で紐解いているように感じた。相変わらず心理描写が抜群で気持ち良い。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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