メタモルフォーゼの縁側(3) (単行本コミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041082249

感想・レビュー・書評

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  • 話の続きが気になって、近所の本屋さんに在庫がなかったのを面倒だなぁと思いつつも電車に乗って
    遠くの本屋さんまで行く雪さん、共感するしとても可愛い。

    うららちゃんのお母さんも良い感じにさらっとしていて
    娘を信頼している様子で好きだ。
    お父さんは悪い人ではないのだろうけれど、見ていてすごくもやもやする。

    確かに冬コミに連れて行くのは、実態を知っていれば知っているほど躊躇するだろうな。
    一人で抱え込まないで、全部話してそれでも来てみる?って訊いたら良いのになと思う。

    娘さんの旦那さんが、雪さんのことを
    疲れた時に休む力があるからタフと表現しているのがなんだか良かった。

    この人は生きてるんだっけと言うのがいかにもこの年代の人の独り言だ。
    そんな終活を進めている雪さんからお皿をもらって、
    1人の人の歴史が無言でうず高く積み上がり、その一片をもらってしまったことが怖い
    と感じるうららちゃんの気持ちも分かる。
    感受性の強い子だなとも思う。

    雪さんあっさりしてるけれど前向きなところが良いし、
    コミケも「出る!」ってなっていて好きだ。

  • ★別にいつでも 今やっても いいんだなー と…(p.27)

    ■感想■
    ・ゆったりと時間は過ぎて行くが少しずつうららの心に変化が訪れているようで。

    ■内容■
    ・毎月二十四日になるとなぜかウキウキする雪さんだがなんでそうなのか自分でも気づいていなかった。
    ・うららと母は近所のコンビニまで歩くが母は最近うららが少し変わったように思えると言う。
    ・「会合」で雪さんの家に行ったうららだが雪さんは習字教室の子どもに背中に乗られて腰を痛めていた。
    ・うららは雪さんと冬コミに行く予定を中止することにしたが…
    ・雪さんの正月準備と娘の花枝さんとその夫。
    ・うららの悶々。
    ・うらら、進路調査票を前に。
    ・雪さん、借金を返してもらう。うらら、三者面談。教育学部志望にしたようだ。
    ・うらら、雪さんの留守宅にて。永代供養のチラシを発見したり。その後紡たちとボーリングするはめになったがなんらかのきっかけを得られた?
    ・うららの母と父の「ムスメの進路会議」。うらら、雪さんにある相談をもちかける。雪さん、即答す。

  • 電子。。面白かった。

  • 記録

  • 記録

  • ビッグサイトまでの道のりを丁寧に辿ってるうららさん、おずおずと誘ううららさん、ジーンとします。うららさん母も素敵。挟まれるBLのストーリーも二人の関係を柔らかく包んでる感じ。私も誘われたときにすぐに出る!と力強く言えるようにしないと。

  • 軽やか、軽やかだ

  • 歳の差の広ーい女友だち
    どっちかというと市野井さんに感情移入しちゃう私...

  •  第三巻ですねえ。主役のお二人の、それぞれの世界の「解説編」という感じですね。お二人とも、自分の日常から一歩出ていきたいんですがね、どうしようかなって、何をすればいいのかなって、こんなことホントに出来るかなって、ためらいの日々に春がくるようですね。
     第四巻が楽しみですね。
     https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202001150000/

  • 最新の雑誌を買う市野井さんの話から。

    これといって大きな話がある訳ではないんですけど、楽しく読めてしまいます。
    うららが漫画を描き始めたのが大きな変化と言えば変化か。

    いつ何を始めてもいいんだ、って頭で分かっていても実際に行動してみて、「あ、今でもいいんだ」って納得出来る時って確かにあると思いました。

    そういう細かい心の機微を表現するのが上手だと思います。

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著者プロフィール

1982年富山県生まれ。2007年に「おおきな台所」でデビューし同作品で第52回ちばてつや賞準大賞を獲得。「メタモルフォーゼの縁側」が初めての単行本作品。

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