平城京 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 143
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041096109

作品紹介・あらすじ

遣唐大使の命に背き罰を受けていた阿倍船人は、突如兄から重大任務を命じられる。立ち退き交渉、政敵との闘い……。数多の困難を乗り越え、青年は任務を完遂できるのか。直木賞作家が描く、渾身の歴史長編!

感想・レビュー・書評

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  • 【GoTo書店!!わたしの一冊】第19回『平城京』安部龍太郎著/大矢 博子 |書評|労働新聞社
    https://www.rodo.co.jp/column/105978/

    平城京 安部 龍太郎:文庫 | KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322002001022/

  • 平城京を作るとは、どれだけ大変な事なんだろうと読み進めていくと
    ミステリ感てんこ盛りの結末です。
    当時の天皇派閥の争いが、ずっと続いてるのですね。

  • ミステリー仕立てでスピード感があってぐいぐい話に引き込まれる。

  • 現在、日経で連載中の「ふりさけ見れば」ともリンクする話。「ふりさけ見れば」に出てくる安倍仲麻呂や吉備真備が少年のころ、平城京を作るために、その反対勢力と戦う主人公・安倍船人(安倍仲麻呂の叔父)の物語。ミステリーの要素もありながら、当時の生活の様子や難波津の様子が描かれており当時にタイムスリップしたような気持ちで楽しめた。

  • 短期間に平城京を造営し遷都を実現しようとする藤原不比等、その命を受けた主人公阿倍船人と言われてさて、となる時代の物語。白村江の戦いから日本の歴史を思い起こせるか、歴史の教科書からの繋がりだけではややこしい権力争いが巻き起こるこの物語を読み切るには厳しかった。歴史の教科書でミステリーの醍醐味を感じるのは難しい。

  • 歴史小説というよりも、古代史を題材とした娯楽サスペンスに近い。期待とは少し違いました。
    ただ、不比等が遷都を急いだことや平城京の大極殿を藤原宮の大極殿をバラして運んで組み立てたとのこと。

  • 歴史もの。今これを書きながら気付いたが、数十年に及ぶストーリーを読むより、短めの期間の話を読む方が好きかもしれん。

  • 平城京への遷都を巡るお話。
    新しい都を築く一大プロジェクトを任され、計画に奔走し時には反対派からの妨害を受け、立ち退きを迫り…という部分は面白かった。犯人探しや怪しげな敵と戦うくだりは必要だったのかな?やや話がぶれる気がした。もうちょっとプロジェクトX的なものを想像してたので、新都造営をメインに読みたかった。
    それとヒロインかと思ったキャラがヒロインではないような、彼女あまりに気の毒で…

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著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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