無花果とムーン

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103210

感想・レビュー・書評

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  • H26.6.15 父さん、そこは兄貴が間違ってるって言えよ!月夜、結局なにを父と兄から言って欲しかったの?で、最後のハッピーエンドゥがちょっと作りモノになっちゃった。

  • 一夏の悲しくておかしなお話。

    登場人物たちがぶれないとことか、ふわふわしたメルヘンな文章は好印象です。
    ただ、せっかく面白い設定がたくさんあるのだから、もう少し詳しく描写してほしかった感はあります。でも、だからこそのふわふわ感なのかも。
    みんなで宇宙系のコスプレして本気で言い合う姿とか想像したら笑っちゃう。なんだか一生懸命で、可愛い。
    一夏の一つの死をめぐっての話。この時期に読めて良かったな。

  • 遺族が時間をかけてかなしみを分かち合って、前を向いて生きていく。それだけの話

    主人公の奔放っぷりにちょっとイラっときてしまって、うーん。でも密がスッゴイ好みだ。無花果町の設定は非現実加減が素敵

  • 装丁がすてき。
    私の思う桜庭一樹作品にしては、さらっと読めたな、という感じ。
    紫の目とか、ひろわれたとか、何かの伏線なのかと思ったら、別に話にはでてこないし。
    お友だちのまきも、いくらなんでも家族がなくなったばかりの友達に、あそこまでひどいこと言うかなぁって思ったり。
    ちょっとひっかかるところはありました。
    イチゴ先輩が可愛かったし、素敵だった。

  • 昔は平気だったけど、最近ラノベっぽい喋り口調?の文章が合わなくなってきたかもしれない。密がかっこよかった。月夜のことは女友達が言うとおりで好きになれなかった。タイトルと表紙が素敵。好きなひとの死

  • 最愛の兄:奈落を亡くした、“もらわれっ子”の妹:月夜のお話。
    月夜は奈落の死を受け入れられない。
    それは、奈落の死が突然すぎたから。
    それは、奈落が月夜への言葉を最後まで言わずに行ってしまったから。
    それは、奈落の死の発端が、自分だと思うから。
    それは、月夜が奈落をえいえんに大好きだから。


    うーん。最近の桜木さんは合わないな。
    伏、傷痕、と同じ潮流です。それらが好きな方はぜひ。
    こんなにページ数を割いてまで書く内容ではなかったように思う。
    登場人物のネーミングや、パープル・アイの設定
    「えいえん」という表現など
    それほど意味を持っていない事柄が
    とても目に留まるように書かれていて、
    最後まで読んでもそれらは対して意味を持っていなくて
    私にしたらノイズのように思えてしまう。
    きっと私の好みではないだけで
    好きな人はとても好きだと思う。
    暗く苦しいのにじっとりはしていない感は絶妙です。

    でも私は、七竃のような作品を求めている。

    イチゴ先輩が一番人間らしくて好きだったかな。

  • 立ち読みで冒頭だけちょろっと読んだことあるやつ。

  • ヒロインの、自分が傷ついているから他人を傷つけてもいいというところが共感できない

  • 桜庭一樹の物語と
    酒井駒子の装丁で
    久しぶりにハードカバーを購入。

    わざとなのだろうけど
    稚拙な言葉が苦手だった。

    オチもありがちで、

    でも、最後は泣いてしまった。

  • 桜庭一樹、すごく好きなんだけど…これはちょっと合わなかったなあ。
    「私の男」や「ファミリーポートレート」で見せた日陰の湿り気、「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」のイノセントな少女の在り方、「青年のための読書クラブ」の寓話性、それらがすんごく中途半端に混ぜ合わされた焼き直しという印象。残念。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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