RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.20
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本棚登録 : 1718
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103487

感想・レビュー・書評

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  • あとがきにある、作者が続きを書こうと書くまいと続いていく主人公たちの道、という台詞がぴったりくるような余韻を感じさせる堂々の完結編。

  • 泉水子ちゃんの成長を見守る母のような気持ちで読んでいました。
    彼女が自分の居場所を自分で作り、気持ちに素直になれたことがとても喜ばしいです。


    が、それと同時に、もう終わりか、という残念な気持ちも。
    せっかくチーム姫神が結成されたのに!
    深行くんとも甘い関係になれたのに!
    真響と真夏がお互いに依存しない形を描くのかなぁとも思っていたので、時間が進まないなかで、方向性が打ち出されたので意外でした。

    もう一度くらい姫神が現れるところを見たかったのもあるし、結局、人類滅亡のお話はどうなったの?という気持ちもある。
    深行くん、学園の存在、そういったものがキーになって、未来は変わったのではないかと想像はできるところまで描いているので、綺麗に完結はしているのですが、もっともっとこの世界を知りたかったな。

    シリーズを通して、とても狭い世界から壮大なスケール感を描く形が面白いと思ってました。

  • 「ここまでは決着をつけよう」というムード漂う最終巻。ありがとうございます。

    チーム制になったの、むっちゃ好きなんですが…

  • 戦国学園祭で姫神としての力を具現させた泉水子を、判定者の影の村上生徒会長は世界遺産候補とするが、これに異を唱える高柳と、再度決着を付ける事になる。人類滅亡の未来は変わるのか?泉水子と深行の関係はどうなるのか?結果は、曖昧だ。二人の関係は相変らずだと思う。少し中途半端な気がするが……。

  • 何故か最終巻だけ読み忘れておりました。泉水子を包んでいる世界は私が小さい頃から想像しているものに近くてしっくりきます。姫神や世界遺産というファンタジーな部分が不思議とリアルな世界に入りこんでいて、ファンタジーなのだけれどもこれが当たり前なんじゃないかって気持ちになる。西の魔女を読み返したくなったな。

  • え、これで終わり??
    って感じのなんだか
    もやっとする終わり方でした。

    設定は壮大なのに
    学園生活だけで物語が
    終わってしまった。。。

    Fateシリーズみたい
    ここをZeroの物語と
    その先の物語とか
    過去失敗した姫神の物語とか
    続きが読みたい
    と思ってしまった。

  • シリーズ最終巻。泉水子と深行の距離もいい感じに近づいてきて微笑ましい。とりあえずのハッピーエンドっぽくてよかった。4章のタイトルに名前が出ていることから、あの人物が裏切ることはなんとなく予想がついてはいたけど、泉水子の警戒心のなさ…。私が彼女なら真っ先に雪政を警戒するけど。胡散臭すぎる。

  • 最近目の前のことから逃れたくて読んでいたのかも知れない。

    シリーズ最終巻。
    泉水子は学園の陰の主となり、クリスマスパーティーの最中、現実に重なる異次元を作り出したが、自分ひとりではないことに気づくことができた。
    世界遺産群となれるか、みんなの未来に繋がっていく。

    そういう感じかー。
    作中で言えば、派閥や宗教とかいろいろ違いはあるけれど、確かに、穂高先輩の言うように、私たちはひとつのものだよね、と納得。
    最後の方では、深行が泉水子との未来を見据えていて、紫子にとっての大成のようなパートナーになるんだなぁと嬉しくなった。
    読み終わって涙が出てきた自分に驚いてしまった。
    私も「この世とはどういうものか、何があるのか、まだまだよくわからないから、もうちょっと生きよう……」と思えた。
    私もあまり悲観しないようにしよう。

  • え、ここで終わり?
    あれ、これって恋愛物?
    という感想が。

    好き、とか直接的表現が全く無かったのでうっかりしていたが、泉水子の深行への感情の変化に注目して再読したい。。

    雪政さんの元奥さんも気になるし、真澄のその後や何より姫神の存在が気になるが、

    深行の存在と、一緒に生きる、という選択肢が大きく未来を変えることになったのだな、と納得。

    でも続編が読みたい。。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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