RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年11月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041103487
感想・レビュー・書評
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あとがきにある、作者が続きを書こうと書くまいと続いていく主人公たちの道、という台詞がぴったりくるような余韻を感じさせる堂々の完結編。
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泉水子ちゃんの成長を見守る母のような気持ちで読んでいました。
彼女が自分の居場所を自分で作り、気持ちに素直になれたことがとても喜ばしいです。
が、それと同時に、もう終わりか、という残念な気持ちも。
せっかくチーム姫神が結成されたのに!
深行くんとも甘い関係になれたのに!
真響と真夏がお互いに依存しない形を描くのかなぁとも思っていたので、時間が進まないなかで、方向性が打ち出されたので意外でした。
もう一度くらい姫神が現れるところを見たかったのもあるし、結局、人類滅亡のお話はどうなったの?という気持ちもある。
深行くん、学園の存在、そういったものがキーになって、未来は変わったのではないかと想像はできるところまで描いているので、綺麗に完結はしているのですが、もっともっとこの世界を知りたかったな。
シリーズを通して、とても狭い世界から壮大なスケール感を描く形が面白いと思ってました。
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戦国学園祭で姫神としての力を具現させた泉水子を、判定者の影の村上生徒会長は世界遺産候補とするが、これに異を唱える高柳と、再度決着を付ける事になる。人類滅亡の未来は変わるのか?泉水子と深行の関係はどうなるのか?結果は、曖昧だ。二人の関係は相変らずだと思う。少し中途半端な気がするが……。
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何故か最終巻だけ読み忘れておりました。泉水子を包んでいる世界は私が小さい頃から想像しているものに近くてしっくりきます。姫神や世界遺産というファンタジーな部分が不思議とリアルな世界に入りこんでいて、ファンタジーなのだけれどもこれが当たり前なんじゃないかって気持ちになる。西の魔女を読み返したくなったな。
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え、これで終わり??
って感じのなんだか
もやっとする終わり方でした。
設定は壮大なのに
学園生活だけで物語が
終わってしまった。。。
Fateシリーズみたい
ここをZeroの物語と
その先の物語とか
過去失敗した姫神の物語とか
続きが読みたい
と思ってしまった。 -
シリーズ最終巻。泉水子と深行の距離もいい感じに近づいてきて微笑ましい。とりあえずのハッピーエンドっぽくてよかった。4章のタイトルに名前が出ていることから、あの人物が裏切ることはなんとなく予想がついてはいたけど、泉水子の警戒心のなさ…。私が彼女なら真っ先に雪政を警戒するけど。胡散臭すぎる。