切り裂きジャックの告白

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104408

感想・レビュー・書評

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  • 「あなたはどんな理由で、脳が死んだからといってその人自身が死んだと言えるんですか。どんな段階で人の死を宣告できるんですか。それを決めるのは人間じゃありませんよ」
    (P.263)

  • 面白かったです。適度な緊張と、豊潤な人間ドラマを感じることができました。
    この著者の他の本も読んでみたくなりました。

  • 気持ちよく欺されました。

  • 犬養シリーズ1作目。

    冒頭〜動機を調べるところはあっという間。
    移植の倫理観など考えさせられる話が多数。

    ただ、終盤が若干失速したかな?という印象。
    他の本があまりにも面白いためハードルがあがっちゃったかも。

  • 猟奇殺人⁉️快楽殺人⁉️かと思ったら、意外な展開だった。「犯人に告ぐ」みたいな展開になるかと思った。

    個人的には、ドナーカードも持ってるし、臓器移植には賛成です。

    犬養刑事、古手川刑事も、いいコンビです。

  • 脳死は人の死か、臓器移植は生命倫理に反するのでは?といった重いテーマを扱っているが、ストーリーはわかりやすく会話のテンポも良いのでとても読みやすく、重いテーマの割には読了後も爽やか。
    中山七里の作品は登場人物が全然別の作品に出てきたりするので面白い。

  • 刑事ものは好きじゃないのですが、読みやすく面白かったです。
    古手川さんの上司が気になるのでカエル男も読んでみます。

  • 6,5,4という順番で読んだのである程度犯人を絞ることができたが、登場人物が曖昧になっていたので純粋な気持ちで読むことができた。最初は夫の方を疑ったが、確かこの後出てくるなと思い、妻の方ではないかと思い読んでいた。最初は外れたと思い落胆したが、やはり中山さんだった。犯行の目的が臓器提供の是非ではなく自分のミスが夫に影響を与えてしまうのを防ぐためというのは驚いた。一番最初に読んだ中山さんの作品が連続殺人鬼カエル男だったので古手川刑事が出てきたのは嬉しかった。

  • 安定の面白さ。

  • 時期的にカエル男の少し後だろうが、その割には世間の反応がカエル男事件を全く引き合いに出していないし、警察も似たような猟奇殺人なのに誰も言及しないのは不自然かな。
    古手川刑事が再び出てきて嬉しいが、リンクさせるならそういうところも気になってしまうので。

    それはさておき、臓器移植は難しい問題だと改めて感じる。
    私も以前はドナーカードを持っていたが、なんとなくやめてしまった。
    なんとなく、惜しくなってしまったというか。

    でも「なんとなく」ではいけなくて、しっかり考えた上で結論を出さなくてはいけなかったと思う。
    この件以外でも、なんとなく熱意が冷めて止めるということが年齢を重ねると増えていくので気をつけたい。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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