七色の毒

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104958

感想・レビュー・書評

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  • 短編なのにどんでん返しもあっておもしろかった!

  • 色にまつわる事件。どんでん返しが面白い。

  • 初めからラストをいろいろ想像しながらフンフン読み始めたけど、外れました(笑)
    今回犬飼色は薄目だったけど、娘ちゃんがいい働きをしました

  • 短編集でサクサク読めた。
    まさか初めの話と最後の話がつながってるとは。おもしろかった。

  • さすが中山さん

  • 初めての作家さん。
    短編で、読みやすい。
    女には騙されるけど、男には騙されない、元俳優の犬養刑事が、全編出てくる。

    黒いハト、緑園の主が好き。

  • 犬養シリーズは、テーマの割には重みがなくてさらっと読めてしまう所がよいところであり、つまらないところでもある気がする。短編がつまったこの作品は面白かった。

  • 短編だから、一つ一つの話はあっさりしてるけど、綺麗にまとまっている印象でした。
    主人公の観察眼がずば抜けてないと、解決できなかっただろう事件が多く、面白かったです。

    高速バス事故は本当に事故なのか
    同級生が自殺する話
    ヤラセで新人文学賞を取ったロック歌手が殺される話
    中年の釣具屋に若い恋人ができた話
    小学生の男の子が毒が入ったおはぎで死んだ話
    女の子の格好をするのが好きな男の子に、変な男が近付いてきた話
    高速バス事故の関係者が殺される話

    全ての話が色と関係しています。

  • 綾野剛主演で映画化された「ドクター・デスの遺産」の刑事、犬養隼人のシリーズ2作目。7編の短編だが、独立してるようで、繋がってるところもある。犬養隼人が表立って動くと云うよりは、それぞれの話が一筋縄でいかないように書き込まれており、話も長くないし、それぞれが楽しめる。まあ、読み進むにつれて、裏があるなと分かって来るが。また、7編がそれぞれ違う色に関連する話になってて、それもうまい

  • 無駄に男前な刑事、犬養隼人が主人公の殺人事件簿。
    本作が犬養隼人シリーズ第1作だと思ってたら、「切り裂きジャックの告白」が先やったんやね。読まないと…。

    さて、本作は色の名前が付いたタイトルの短編7つ、まさにレインボーカラーな短編集…ん?白と黒はちゃうか…。
    短編ながら7編ともに、どんでん返しをしっかり仕掛けてくるあたりが上手い。ただ少ない文字数でどんでん返しを盛り込んでいるので、それ以外の部分が荒っぽいのはどうしようもない。犬養始めキャラクターたちの書き込みは単調だし、心象や情景含めて描写は一方的でモノラルっぽいのはそれもあるのかな?余計な部分は最低限にして、どんでん返しをしっかり楽しませる、という意味では良いともいえる。ここらは好み。

    「白い原稿」は俳優水嶋ヒロが某文学新人賞を受賞したことに対する露骨な皮肉らしい。その辺のところは詳しくないのだが、本当だとすると少々大人げない気もするが、まさかその本のゴーストライターが中山さんだというオチだというどんでん返し…まさかな(笑

著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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