なぜ阪神はV字回復したのか? (角川oneテーマ21)

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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041105320

作品紹介・あらすじ

ここ数年不振続きで開幕前はそれほど期待されていなかった阪神タイガースだが、ふたを開けてみれば巨人と首位を争う大躍進。チームの何が変わったのか。その秘密を元監督の岡田彰布が探る。

感想・レビュー・書評

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  • どんでんの阪神愛が伝わってくる一冊。(あと、オリックス球団の内幕も若干)しかし、ドラフトで指名した選手がどれだけ戦力になっているのか表で見ると、どん引きですなあ・・・名目だけのGMよりも、編成と育成。一軍と二軍。現場とフロントの意思疎通がうまくいかないとV字回復とはならないわけで。がんばってくれよ!!>関係者各位
    そして、自分は与えられた戦力の中で勝つ方法を探っていくタイプなので、日本代表の監督とかお断りよ!かあ。そらそうよ。またいつか阪神の監督やって欲しいなあ(矢野の前?矢野の後?)

  • 現在のタイガースは、あくまでV字回復の兆しが見えるという段階であるということを強調している。他球団との比較も数多く織り交ぜて、フロント、現場も含めたタイガースの問題点を考察している。

  • 阪神評論本多数の岡田元監督の最新作(2013)。昨年のBクラスからの躍進の理由を解説する前半は、はっきり言ってスポーツ紙を読んでれば十分な気がしなくもない。しかし、岡田さんの文章が他の解説者と違い、スポーツ紙の1コーナーに留まらず、書籍になるのかといえばやはりその卓越した論理的文章にある。岡田さんの論理は数学のように明解で読んでいてほつれた糸が解ける爽快感があるのだ。

    この作品の白眉はオリックス監督経験を経た論理にある。阪神での輝かしい実績と、打って変わってのオリックスでの散々な結果。その内実が語られていて実に興味深い。野球の組織論ははっきり言ってビジネスでも使える。野球の監督も会社の管理職も、人を上手く使わないと成績が残せないという点で全く同じだからだ。その意味において岡田さんの成功経験と失敗経験は実に参考になる。そして、その経験は外から自分が見ている野球にあるから想像しやすく面白いのだ。要は知ってるヤツらの裏話が面白いというオマケもあるから分かり易さ100倍なのである。

  • 現在セ・リーグ2位の阪神タイガース。昨年から順位を上げた要因を元監督が熱く分析。タイガースOBであると同時にファンでもある著者ならではの見解は納得のいくものばかり。厳しい意見もファンの総意であるだろう。

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