- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041117286
感想・レビュー・書評
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予約、発売で早速朝から読めた!
どこに行き、何を食べたかはもちろん楽しい。
日和と自分に共通する性格や考え方、共感が所々にあり、更に物語に親しみも深まった。
独りは楽しいけど、楽しめる期間には限りがある…
普段の生活と繋がるエピソードも自分には印象的だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
半年以上ぶりくらいの読書なので
「読めるかな」
と、いう不安半分、とりあえずマイルドで読みやすい本を、ちゅうことでわりと即断で借りた。
おいしいものを食べたい、どこかへ出かけたい、ちゅう欲求も満たしてもらおう…、ちゅう魂胆もある。
著者の文章はわりと独特で、変な話
「わたしならこう書かんな~」
って思うんやけど(失礼やな)それでもさくさく読み進めてしまうし、読了後は文章が寄る。(笑)
それって結局好きなんちゃうんかーいっちゅう話やけど、まあ、好き。
「ぼったくり」の前半はもうすこしすっきりした文章やったような気がするので(わからんけど)当時より校正は甘くなってるんかな(知らんけど)、とも思う。
今回も面白かったねえ。
現代を舞台にした話はどうしても疫病を避けて通れないのはわかるけど、でも個人的にはそこまでとりあげてくれんでいい、と、思う。
このシリーズなんてまさに疫病の影響をもろに受けてるけど、それでもうまいことおりこんだなと思った。
収束はしてへんけどいっときのピークでは(世間の扱いが)なくなってきてるから余計そう思うんかもやけど、このときにこんな風に生活をしていた、と、いうのをフィクションでさらりと残すのもいいのかもしれないとも思った。
あくまでさらりと。
著者は食べ物の描写がすごいのは重々承知してるけど、旅の話も面白いなあ。
わたしが若いころに読んでたら間違いなく旅行にでかけたくなってる。
今は…。どうかな…。
飛行機とレンタカーを駆使するところが
「令和やな」
と、思ったし(笑)、パンダよ…。
パンダの話はある意味新鮮やった。
東京の人って(もしかして東京以外でも)パンダに対してここまでの熱意(?)があるんやな…。
なんやろな、生まれも育ちも関西なので(あと、わたしがほぼ動物に興味がないのもあるとはいえ)
「あ、またパンダの赤ちゃん産まれたん。ふーん」
くらいのところない? ある。
和歌山へ行くって言うたら
「パスポートいるんやろ」
って思わず言うてまうけど(ほんますいません)、それでもアドベンチャーワールドは日帰り圏内やし(遠いけどな)、パンダはわんさかいるし、なんなら王子動物園にもいた。
王子動物園なんて入園料200円とかそんなんやったよね(平成の話です)。
しかもパンダだけじゃなくてコアラもいたよね。
王子動物園は遠足で何回か行ったわ。
でも、へー、パンダ、へー、ぞう、くらいのテンションやった(わたしは)。
パンダマウントですか。そうですかね。パンダ。
せやけどアドベンチャーワールドいうたら、21時やったか19時の前にやってた天気予報のスポンサーで、あの曲はすごいよく聞いたよね(昭和の話)。
「わかる」
って人がいたら握手したい。おーるうぇーいとぅーぎゃざー
三分くらいでやる天気予報もそういえば絶滅したね。
とにかく、面白かった。
久しぶりに読む本としてのチョイスが天才的すぎたなと思った(自画自賛)。
著者の最後の一言はわりとぐっとくるものがあったような気がする。
余談やけど、わたしは子どものころから半世紀近く生きてきて、学校や職場、友人など自分がかかわる場で、自分と同じ名前の人と会うたことがない。
(自分の子どもらの同級生、なら、見かける)
あと、あんまり自分と同じ名前の登場人物がでてくる小説を読んだこともなかったので、この本はある意味新鮮…(笑)。
さすがにシリーズ三冊目になると慣れてはきたものの、
「恋愛小説でなくてよかった…」
と、思ってたのが、だんだん雲行きが怪しくなってきたね(笑)。 -
旅に出たい!美味しいものが食べたい!
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ひとり旅日和シリーズの3冊目。
美味しそうな地元ならではの食事と、美味しそうな日本酒。 -
日本の社会状況を反映させた「気軽に旅に行けない辛さ」の描写があり、現在はその雰囲気も無くなってきているなと思った。
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宇都宮や沖縄の話は良かったですし、なんと言っても和歌山のアドベンチャーワールドのパンダの話が良かったです。
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沖縄の件でたまたま沖縄料理店に立ち寄り1人ランチをしたときはどう我ながら驚いた。
この本に導かれたのか。 -
とても楽しい旅小説の第3弾。
いつものように、検索したりグーグルマップを参考にしたりしながら、一緒に旅をした気持ちで、そしていつか旅するときの予習として楽しんで読みました。
世の中はコロナ禍で、移動が制限されている時期。
そんな中での旅行の葛藤などもしっかりと表現されていましたし、前の巻では少なかった蓮斗さんの登場シーンも多かったりして、主人公の成長を楽しむ物語としても今回は読みごたえがありました。
旅小説ってともすれば「ただの旅行記」になりがちなところ。
小説と銘打つならば主人公を取り巻く背景とか、恋模様、仕事に取り組む姿など、「旅以外」の部分でも読み進める楽しみが欲しいと思います。
その点でこちらは前巻より楽しめました。
この次の巻も手元にあるので、ほかの積読も消化してからまた読む予定です。