きまぐれロボット (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 6004
感想 : 339
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041303184

感想・レビュー・書評

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  • どうも。星新一ビギナーです。星さんの作品を読むのは、声の網を合わせてこれで二作目。ショートショートとしては初めて読みました。
    どこの誰ともわからないいろんな人たちやロボットや動物、オチがあると思ったら今度はオチがなかったり、実に多彩な物語がたくさん織りなされてこの本に詰まってる。クスリと笑えたり、頭をひねらせたり、いろんな読み方ができる。面白かったです。
    他にも星さんの作品を読んでみたいけれど、他に何から読めばいいのかわからない。ので、何かオススメがあれば教えてください笑

  • 通常の小説と比べ、難しい言葉や着飾ったような言葉を使っていない。子供でも楽しめる様な文体でストーリーも2ページ程で読み終わる作品が多く気楽に読める。
    予想外なオチ且つ人間の皮肉を見事に落とし込めていて、エンターテイメント性ある小説で面白いな思った。

  • ショートショートと呼ばれる作品は初めて読んだが、1話が短い分テンポよく、かつ楽しく読めた。キャラクターや結末も、思わず笑ってしまうような愛らしいものがおおい。

    移動中や待ち時間など、手持ち無沙汰ではあるが本を読み込むにはいまいち時間が足りないときもにちょうどよい。

  • クスッと笑える

  • 小学生ぶりにひさしぶりに手に取った
    一話がこんなに短かったっけ?さくっと読めたっけ?という他には全く同じだけのわくわくをもって読めた
    小さい頃に好きだった作品というのは大抵、懐かしいから面白いという枠を出ないものが多いけど、これは大人が読んでも子どもが読んでもきちんと面白い
    すごいことだと思った

    子供の頃には読まなかった解説も読んで、ナルシシズムも媚びもないというのにすごく納得
    シンプルだからこその、いつになっても誰でも面白いものなんだろうなと

  • 懐かしくて読みたくなりました。
    あっと驚くアイデアの宝庫です。
    通勤の合間にも楽しめます。

  • 簡単な言葉と短い文章で良くここまで書けたものだと驚きました。
    星新一の持っている普遍性は、時が経っても色褪せないだろうし、世界中の人にとっても面白みを感じられるのではないかと思いました。

    ショートショートもSFも星新一もほとんど触れてこなかったので、これを気に少しづつ触れていけたらなと思っています。

    短い中に描写が省かれて、きちんとオチがあるというのはすごいなあと思います。
    個人的には「おみやげ」が好きでした。

  • 数ページのごく短い話が詰まっていて、その一つひとつのテンポとオチが秀逸なため、ページをめくる手が止まらなかった。

    お気に入りは「ネコ」

  • さくさく読めて面白い.
    1編が数ページと短いので,もう1つ,もう1つだけと読んでたらあっという間に読了.
    本当は夜寝る前に少しずつ読む予定だったのに(笑)

  • 「きまぐれロボット」4

    著者 星新一
    出版 角川文庫

    p96より引用
    “「やれやれ、せっかくの薬を、むだにしてしまった。
    たくさん飲んだから、それだけ面白いというものでも
    ないようだな」”

    SF作家である著者による、
    ショートショート作品集。
    面白い発明から宇宙人が訪ねてくる話まで、
    一話5ページ位のものが36篇収められています。

    上記の引用は、
    夢を見る薬の話の締めの一文。
    過ぎたるは及ばざるがごとし、
    ということでしょうか。
    どの様な事にもいい塩梅というものがあるようです。
    私の場合ゲームが好きなのですが、
    丸一日ぶっ通してプレイするとさすがに疲れます。
    それでもまた次の日プレイするのだから、
    好きな事には疲れも楽しみの内なのかも知れません。
    作品の雰囲気に合った挿絵がよい味わいですが、
    もう少し気合を入れて書いてほしいなとも思います。

    ーーーーー

著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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