- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041304341
感想・レビュー・書評
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いたるところにどんでん返しや抜け穴を持つ迷路荘と呼ばれる屋敷で殺人が起こります。
そこに集まったそれぞれ因縁を持つ人々が、相変わらずないかにも胡散臭い人ばかりです。
胡散臭い人物と怪しい屋敷です。
さらにこの物語には20年前に迷路荘で起きた惨劇の犯人と思われている左腕のない男の影もちらつきます。
1つ残念なのは折角、屋敷にどんでん返しや抜け穴があるのにその設定が活かされてない事ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本当にドキドキした。あちこちに「抜け穴」や「どんでん返し」があるお屋敷が舞台だなんて、なんてドキドキなんだ。トリックやストーリー展開自体に、ものすごいインパクトがあるわけではなかったが、迷路荘という舞台は気味の悪さを押し出していて、登場人物も明らかに怪しげな人々で、それによって読み手はドキドキさせてもらえるシーンが実に多い。また、20年前に起きた事件との繋がりなども、金田一耕助シリーズらしい感じがして、こういった根の深さが事件を複雑にしている。なんとなく、八つ墓村に似てるシーンがあるが、インパクトから言うと、八つ墓村よりはかなり弱いかもしれない。 ラストシーンはちょっと「食傷気味」になる感じだった…。相変わらず、残酷だ…。
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人の狂気が恐ろしくも美しくもある。あんな死に方絶対御免だ。
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まぁまぁ、かなぁ
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小説の形態って随分変ったよね。
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先日テレビドラマ「八つ墓村」を観ていて読みたくなった。たぶん横溝作品を自分で買った一番最初がこれ。
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複雑怪奇な設計のために迷路荘と呼ばれる豪邸を建てた明治の元勲古館伯爵の孫が何者かに殺された。事件解明に乗り出した金田一耕助。二十年前に起きた因縁の血の惨劇とは?(中島河太郎)