わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510018

感想・レビュー・書評

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  • 内容紹介
    “おれわあいくぞう ドバドバだぞお…”潮騒うずまく伊良湖の沖に、やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。男だけのおもしろ世界。(目黒考二)

    久しぶりに読んで、未だにこの仲間たちの世界には憧れてしまいます。椎名親分の連綿と続く怪しい探検隊シリーズの第一作。金字塔だと思います。最初の旅の頃が1969年というから、もう48年前の話しを今読んでいるのですね。
    どうしても冷静な評価は出来ないので星は無しにしますが、最近昔好きだった本が手に入らなくなり、ちょっとずつ集め始めています。これからの電子化時代の事も有るので、好きな本はコレクションする時が来たようです。

  • 著者を隊長とする「東日本何でもケトばす会」略して「東ケト会」のメンバーたちが、三重県の神島でおこなった10日ほどのキャンプ生活の顛末を描いています。

    目黒考二の「解説」によれば、1970年の時点で最年少のフジケンが12歳、最年長の長老でも32歳というから意外。もっとオッサンだと思っていました。いい大人がバカ騒ぎをしているという雰囲気は、著者の昭和軽薄体の文章に負うところが大きいのかもしれません。

  • 行動の豪快さもあるが、観察眼、語り方の鮮やかなこと、鮮やかなこと。センスもきわめて独特。話が行ったり来たりするのにもかかわらず、なぜかスムーズに読めてしまう。

  • 椎名隊長をはじめ、個性的な仲間たちが離れ島でキャンプする。

    ぐだぐだでベロベロな毎日が繰り広げられる。

    あー遠くに行きたいな。

  • 最近、思うことあって、
    椎名誠を全制覇しようと心密かに誓ってしまった。

    この本は、1980年3月発行。
    椎名あやしい探検隊最初の記念すべき傑作探検本。
    何がいいって、裏話ネタが椎名誠、旅する文学館に書いてあるけど、沢山の離島探検を行っているが、
    全体的に行き当たりばったり旅で、そこがドキドキ感が出て面白い。行く場所を決めるのも、飲み屋の会議で決めたとあるが、実は椎名の独断だったとか、行き先も当初予定した所には、キャンプする場所が無くて、見える島に移動してキャンプしたとか、もう、めちゃくちゃ。
    面白い。
    これは、あやしい探検隊の全体に共通するところである。
    まだまだあるぜえシーナワールド!

  • 読んでいてとてもおもしろい。

  • 昔読んだけど再読。
    怪しい探険隊シリーズの1作目。
    オッさん(?)&小学生のドタバタキャンプが、あいかわらずオモシロイ(>ω<、)
    あんなにキャンプをやってるのに、達人にならず、ハプニングがあったり、ぐだぐだになってしまうのがいい!

  • 【本の内容】
    “おれわあいくぞう ドバドバだぞお…”潮騒うずまく伊良湖の沖に、やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。

    ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。

    男だけのおもしろ世界。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    椎名誠さん率いる「あやしい探検隊」には、その道のプロが揃っています。

    だから遊びも半端ではありません。

    カヌー、バイク、山登り、海、川……そして何より焚き火を囲みながら食す、専属料理人林(りん)さんの激ウマ野外料理と宴会!

    立派に大人の男たちが、ワハワハ、ガバガバとビールを飲みつつ、本気でバカ遊びに興じる豪快かつ贅沢な時間が詰め込まれた『わしらは怪しい探険隊』をはじめとする「あやしい探検隊」シリーズは、自然の中で読むと最高。

    きっと、いつものアウトドアがさらに楽しくなるはずです。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 昔読んでいた本を発掘したので再読しました。
    椎名誠氏および仲間「怪しい探検隊」
    (もしくは「東日本何でもケトばす会」)の皆様の著書も
    少し読んだことがありました。

    で、この本。
    素晴らしいです…仲間によって仕上げられており、
    挿絵が炊事班長(沢野ひとし氏)、
    解説が釜たきメグロ(目黒孝二氏)とあって、
    同人誌のような温かみを感じる1冊です。

    アナログな時代に、更にアナログライフを目論む
    皆様の珍道中(別にふざけているのではなく真実は小説より奇なのです)
    は抱腹絶倒でございます。
    冗談でなく、昔電車で読んでいたらブフーと噴いてしまい
    あわてて閉じたことがあるくらい。

    他の時期のレポも多数出ているようなので
    改めて読んでみたいなぁ。
    あと他の探検隊の皆様の著書もまた読みたい。

  • 中学生の時に初めて読み、あまりの面白さに声を出してゲラゲラ笑いながら読んだ。
    内輪だけで盛り上がっている事柄で読者を釣りこむのは苦労する気がするが、作者は見事に成功している。
    仲間内で行くキャンプという究極の内輪ネタを、
    そのエッセイストとしての腕によって見事なエンターテイメントに仕上げている。

    今でも読み返すとニヤニヤが止まらない。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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