わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.77
  • (91)
  • (72)
  • (150)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 987
感想 : 54
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510018

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【80/150】10数年前読んだものだが、再読。なぜか再び初期の頃の椎名さんの本が読みたくなった。昔、電車の中で読んでる時、おかしくておかしくてたまらないのだが、声をだすわけにはいかず、肩を振るわせて読んだものだった。

    もう一度、肩を振るわせて笑いたくなったので、家にあったのを引っ張りだしてきた。

    でも、あれ? この本はそれほど肩は震えなかったなぁ〜。違うシリーズかもしれん。よって、椎名本はしばらくつづくかもしれん。

  • 都会にいる椎名さんのエッセイも好きだけど、旅に出てる椎名さんのエッセイも最高だ。
    二十歳前後のころはかなりはまったなぁ。

  • となりの小学生のキャラクターが好き。
    文章はあっちこっちへ飛び回るけどちゃんと戻ってくる。
    気づいたら読み終わってて、楽しい気分になれる。けどそれだけな気がした。
    個人的にはもうちょっと重めのが好き。

  • 10/05

  • 椎名誠にはまった、思い出の一冊。

  •  初めて椎名誠にふれた作。テント、酒、焚き火。新入りはドレイ。別名、東日本蹴飛ばす会(東ケト会)。ここが原点というべき。

  • 椎名誠の孤島でもどこへでも行って、どこへでもテント張って、仲間達と焚き火を囲んで酒飲んで騒ぐという内容のドタバタワハハ集。(かなり強引な説明だね)
    椎名誠が主催するこの怪しい団体、通称"東ケト会"(東日本何でもケトばす会)に入隊を希望する者です。

  • 10代の頃愛読していた「BE-PAL」に連載されていた。「わしらは怪しい探険隊」略して「あや隊」といっていた。あや隊シリーズは99年カナダ、USA横断一周国立公園車旅の出発地点バンクーバーで読みふけった。旅、キャンプ、焚き火、食、酒の良さを感じたくバンクーバーでオンボロラビットをカナダ$700で購入し、キャンプ道具を積んで出発した。

  • 椎名誠氏の旅行記、怪しい探検隊シリーズ第一弾『わしらは怪しい探検隊』を再読しました。先日『わしらは怪しい雑魚釣り隊』を読み、本棚に収めたときにこの本が見あたらなかったため「ひょっとしてこの記念すべき第一書を読んでいないのではないか?読んでいないのならスグにも読みなさい。兎に角、即、確認すべし!」というとんでもない疑いを持つに至り、即購入したものだ。
    書き出しを読んでみる。

    「神島にしようじゃないの」
    と、その年の夏、陰気な小安は早くも二級酒四合をぐびりぐびりと飲み干し、板わさ、もつの煮込み、もろきゅう、といったところをあらかたつつきおわったところでぼそぼそと陰気に言った。

    おぉ!この書き出し、覚えがあります。やっぱり読んでいた。どういう経緯でこの本が本棚から消えてしまったかは謎のままである。しかし、こうして手に入ったのだから良いのだ。折角だからもう一度読み直すのだ、ということで再読しました。やはり素晴らしい。うひひ、うひひと笑いながら一気に読んでしまった。
    この本は「東ケト会」(東日本何でもケトばす会)の名を日本全国に知らしめた記念碑的第一書なのである。怪しい探検隊シリーズのすべてはここから始まったのだ。
    「東ケト会」=「怪しい探検隊」とは、日本の離島やキャンプ地にテントで宿泊し焚き火宴会を行うことを主たる活動とする、椎名誠を中心とした私的なサークルの名称である。本書177Pによると、当時の構成メンバーは隊長(椎名誠)、炊事班長(沢野ひとし)、にごり目、陰気な小安、木村せんせい(木村晋介)、長老(山森俊彦)、依田セーネン、ユー玉、フジケン、釜たきメグロ(目黒考二)であったようだ。ちなみに「怪しい探検隊」は後年、参加者が高齢化し自由な活動ができなくなったことを原因として、写真家の中村征夫、カヌーイストの野田知佑といったメンバーが強力メンバーを加えるなど大幅にメンバーが入れ替わり「第二次怪しい探検隊」として「いやはや隊」に発展的解消。さらに二〇〇〇年代に入っては釣りジャーナリストの齋藤海仁らをメンバーとした「第三次あやしい探検隊」として「怪しい雑魚釣り隊」に変遷している。

  • 椎名誠は本当にかっこいい…
    やる気なさげなのに鋭い描写が非常にわたしの好み。

全54件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

椎名誠の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×