わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 986
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510018

作品紹介・あらすじ

おれわあいくぞう ドバドバだぞお……潮騒うずまく伊良湖の沖に、やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。男だけのおもしろ世界。

感想・レビュー・書評

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  • 毎年合宿できる仲間がいるの羨ましい
    海、ずいぶん行ってないなあ

  • 高校一年生の時に読んだものをリバイバル第一弾で読み直してみた。
    1981年の作品、椎名誠さんの初期作品でエッセイなどがスパーエッセイや昭和軽薄体などと言われた頃のものだ。
    アウトドアなどの言葉が世間一般的ではない頃のキャンプ生活を昭和ののりで独特な描写で表現している。多分どれをとっても今ではNGなことばかりだ。
    神島(三重県)、粟島(新潟県)、八丈島(東京都)が舞台だが、70年代後半の高度成長の熱い空気感、楽観的な雰囲気を思い出す。しかしかれこれ50年前…。すごい濃密な人間関係と行動力がまばゆいと感じる。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689002

  • 2021/03/16

  • 椎名誠のエッセイ。
    一年に一度、おじさん連中だけで離島でキャンプ生活を送る「東日本なんでもケトばす会」。この「東ケト会」メンバーが三重県の神島へ行った時の顛末記。彼らの緩い離島体験談が、昭和軽薄体と呼ばれた砕けた語り口で書かれている。

  • わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)

  • 内容もさることながら、文章が最高。電車の中で下向いて肩揺らしてた。苦しかった(笑いをこらえるのが)。こんな仲間がいてうらやましい。

  • 読み始めて直ぐに思いました。こりゃ駄目だって。
    どうも文体が合わない。ズルズルとした口語調長文で苦手。こりゃ挫折だな。
    しかし、読み続けるうちに気にならなくなりました。というより、なんとなくこういった話には、合っている文章かとも思えてきました(決して好きではないけど)。
    というわけで、最期まで読み終えました。なんとなく中年男の悲哀なぞ感じながら。

  • 内容紹介
    “おれわあいくぞう ドバドバだぞお…”潮騒うずまく伊良湖の沖に、やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。男だけのおもしろ世界。(目黒考二)

    久しぶりに読んで、未だにこの仲間たちの世界には憧れてしまいます。椎名親分の連綿と続く怪しい探検隊シリーズの第一作。金字塔だと思います。最初の旅の頃が1969年というから、もう48年前の話しを今読んでいるのですね。
    どうしても冷静な評価は出来ないので星は無しにしますが、最近昔好きだった本が手に入らなくなり、ちょっとずつ集め始めています。これからの電子化時代の事も有るので、好きな本はコレクションする時が来たようです。

  • 著者を隊長とする「東日本何でもケトばす会」略して「東ケト会」のメンバーたちが、三重県の神島でおこなった10日ほどのキャンプ生活の顛末を描いています。

    目黒考二の「解説」によれば、1970年の時点で最年少のフジケンが12歳、最年長の長老でも32歳というから意外。もっとオッサンだと思っていました。いい大人がバカ騒ぎをしているという雰囲気は、著者の昭和軽薄体の文章に負うところが大きいのかもしれません。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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