- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041643075
感想・レビュー・書評
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エリートバンカーのサラリーマン人生がいい!
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おそらくはうちの銀行が主なモデルの金融小説。
会長による不正融資、MOFへの接待、不可解な人事、暴力団との絡み、住専問題…
バブル後の痛みに痛んだ銀行の内部が1人の感情的で正義感の強い主人公の目を通して描かれている。
読んでいるうちにテンションが下がってきたが、次第に視点は変わってきた。
・絶望するような現実の前でも頑張れば正義が通ることもあり得る。
・内部の権力闘争はハンパない。
・政治と金融は切っても切り離せない。
人生キレイゴトだけで生きていけるとは思わないけど、いかにキレイゴトを大事にするかも大事だし、今は余計な心配をせずに夢を持って1日1日がんばろう! -
MOF担
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すごく面白かった。やりたい放題の鈴木がずるずると権力の座を滑り落ちていく様はいかにも痛快であった。08.6.3読む。
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金融系にでも就職しない限り、地下水み脈のように見えないところで大きく流れるお金の動きについて知るコトはまずないだろう。
この本を読んで、日本の金、権力、法、マスコミ、ヤクザの関係性について新しい視点が持てるようになったと思う。