黄昏綺譚 (角川文庫 た 17-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 54
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041704097

作品紹介・あらすじ

この世に霊魂は存在する。そう確信するに至ったF君の幽霊との出会い、自らの前世を知った驚くべき経緯、記念写真に写り込んだUFO、各地の伝承に隠された意外な真実…。著者が実際に体験したとっておきの逸話と、様々な史料を丹念に読み解きながら導き出した、妙にして奇なる事実を紹介し、読者を興味尽きせぬ"怪異"の世界へ導く話題満載のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと怖くて不思議な話が多めの随筆集。民話は幻想ではない。マヨイガは白望山、座敷童は嫉妬、犬神遣いは村八分、六部座頭は往復一年以上金持ち身元照会難しくよそ者、一人旅、予算と面子から犯罪捜査は薄い。5人組で連帯責任になるから隠す。
    河童は世界中に現れるので絶滅動物ではないか、牛鬼、鬼、牡牛と龍、浦島太郎、やお比丘尼。伝説と事実と宇宙人は著者の中では繋がっている。

  • 高橋克彦さんが新聞に掲載していた怪異譚集。古来からの日本の伝承や神話もあり、そして著者らしいUFOや宇宙人説などの考察など。青森出身の私としては浪岡町の御灯明という火の玉伝承や、山奥深くにある秘密の村なるもののお話に非常に興味を持ちました。迷家みたいなものでしょうか。また、あとがきで丸尾末広さんが軽く挿絵文化についても触れており、なんだか本篇とは別に得した気分です。

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2008/6/4~6/7
    とても古い本。一度読んでいたかもしれない。主に高橋氏が体験したUFOやら幽霊、占いの話など不思議体験を綴ったエッセイ。内容にはちょっとついていけないところがあるが、総門谷や刻迷宮などの制作の裏話みたいなものがかかれていて、そこは楽しめた。

  • カバーがボロボロになるまで読んだ本で、奇妙さが心地いい

  • 高橋氏が実際に体験した心霊現象や、前世の実在、UFO、伝説や神話に載っている不思議な話などをエッセイとしてまとめた本。
    怖い話は苦手なので、トリハダ。
    夜には読めません。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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