無印おまじない物語 (角川文庫 む 5-9)

著者 :
  • KADOKAWA
3.07
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本棚登録 : 204
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041717097

作品紹介・あらすじ

子どもの首には不釣合な地味で重い水晶玉。明るい未来を招く不恰好な幸せ体操。懸賞品を射止めるために、必ずしなければならないある行為-。しようもないガラクタに望みをたくし、陳腐な思い込みをふりかざし、人よりも多くの幸せをつかもうとする女たちの、おかしくて、少し哀しい物語。

感想・レビュー・書評

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  • 誰でも、何かにすがりたくなる時がある。
    そんな、真剣な、でも端から見ると笑っちゃうような物語。
    私も小中学生の頃は、よくおまじないやジンクスを信じたものだなーなんて、思い出したりした。

    2014.1.18

  • シリーズを通じて初読。ひたすらに、女の話。女の子でもなく、女性でもなく。
    書く側の視点も、あーこういう見方する女いるよなー…っていう。割と嫌な感じ。いい意味で。

  • さばさばした女性の短編物語。
    まだ私には早すぎたかなぁ…。

  • 出産する前に読んでまた、読み直したけどこのシリーズは、本当に面白い。

  • 再読。
    無印シリーズの中では多分一番好き。
    まじない、占い、お守り、ジンクス。何かにすがりたい、背中を押してもらいたい時に頼りたくなる気持ち、とてもよくわかる。

    2011.8.2
    再読。
    どれも面白い。

  •  先に『無印良女』を読んだ。かなり面白かった。 そんで、こりゃ群ようこの無印ものがたりは面白いかも、と思ってこの本をブクオフ105円で買った。 結論。☆は3つです。 短編集です。のっけの「義理の妹」は予想通りかなり面白かった。そしてその時点では、これはエッセイであって、だとしたらホントに群さんに義理の妹がいて、そのことを書いてるとしたらとんでもなく凄いことだと思った。 その後の短編を読み進めると、これは小説なのだと言うことがハッキリと分かった。 その時点で面白さが半減してしまった。出張帰りの新幹線のなかで読んでいたのだけど、途中で居眠りしてしまって、手に持っていた本が床に落ちてしまったことが2回あった。 スマヌ 次の無印物語に期待なのだ。

  • 信じるものは救われる?お入学、就職、結婚に効く“おまじない”はこんな
    こと!?水晶玉、幸せ体操、金太郎の腹掛け、お守袋などに人生の命運を
    かける女性たちの、おかしく、少し哀しい物語

  • 2007.7/15

  • だれでも一度は興味を持ったことがある「おまじない」。小さい頃ならまだしも、そんなおまじないに大人になってからもとりつかれたように崇拝してやまない登場人物たち。 人間はかならず何かに頼って生きる生き物だということを実感。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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