- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041880067
感想・レビュー・書評
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「リング」「らせん」の続き。
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リング、らせんの続編だということで呼んだんだけど、どんな内容だったか忘れてしまった。面白くないなぁと思った記憶だけが…。
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鈴木光司のリングシリーズの三作め、そして完結編。
原因不明の癌ウイルスが世界中に蔓延していく中、主人公の馨はウイルスと父親も関わっていたあるプロジェクトとの関連を知る。
鍵はアメリカの砂漠にあると考えた馨はアメリカに向けて旅立つが、そこで衝撃の事実を知ることになる…という話。
リング→らせんの流れの方が個人的には面白かったように思います。
リング、らせんでは比較的謎解きのような推理要素が強かったのに対して、ループでは主人公の葛藤とか、そういう人間の内面的要素が強く押し出されていた印象があります。
でもそれをも包括するような大きなテーマがしっかりこの話にはあって。
らせんでは生命の誕生というテーマで話が進んだのに対して、ループでは世界の謎を解き明かす共通の論理や人間の存在というすごく大きなテーマを掲げていて。
らせんに比べてより話のスケールが大きくなっていたので、「この話はどこまで広がるんだ!?」と驚きつつ読みました。
シリーズ作でジャンルががらりと変わるという不思議な経験をしたのですが…いかんせん私には難しかった(爆)
というわけで星3つです。
ホラーに対する苦手意識も少しは…解消されたかは微妙ですがw
でもこのシリーズは確かに怖い要素もありますが、ホラーではないので!
映画で苦手意識を持っている方に是非読んでみてほしいです。
貞子に対する意識の向け方が変わるかも? -
「リング」シリーズ完結編。
ジャンルは医学ミステリィからSFへ。
シリーズの核心に行くまでの前フリが長いなぁ。イマイチ。 -
前作までの展開をぶち壊しにしてしまう点では読んで後悔したが、単純にSFとしては面白い。
小説版『バースデイ』は本作の後日談にあたる。 -
シリーズの中で一番楽しく読めた。
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●あらすじ●
科学者の父親と穏和な母親に育てられた医学生の馨にとって家族は何ものにも替えがたいものだった。しかし父親が新種のガンウィルスに侵され発病、馨の恋人も蔓延するウィルスに感染し今や世界は存亡の危機に立たされた。ウィルスはいったいどこからやって来たのか?あるプロジェクトとの関連を知った馨は一人アメリカの砂漠を疾走するが…。そこに手がかりとして残されたタカヤマとは? -
自分もかなりちいさな確率をのりこえてるんだな
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もはやホラーではありません。
リングやらせんが仮想現実だったなんて、マトリックスのようですが、マトリックスよりはるかに長い伏線を張っています。 -
リング、らせん、に続く3部作。そうきたかぁ、って結末だが、むしろそのオチはないんじゃない?って思いの方が強い。色々伏線を張り巡らせて、難しいことを並べてはいるが、目が覚めたら皆夢でした、っていう典型的なパターンと変わらない。ホラー色は全くない。そういう意味でも、肩透かしを食らった感じだ。
余談だと思うが、解説が酷い。作品を持ち上げるために、他の人をけなすのは卑怯だと思う。それに最後の「日本には本書をきちんと評価できる批評家一人いないというのも大問題だろう」って言うのには、なんじゃいと怒りさえ感じてしまった。結局、自分だけがちゃんと評価できてると言いたいのだろうけど、そういうのを「解説」で書くなんて、センスを疑う。