ループ (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.52
  • (145)
  • (166)
  • (302)
  • (65)
  • (15)
本棚登録 : 1678
感想 : 161
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041880067

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 映画化はされてないと思うけど、リング、らせんの続編。個人的には、ループを読んで初めてリング、らせんが完結する印象。展開がドラスティックで非常に面白い

  • 2001.9読了。
    本を先に読んで映画を観た人はつじつまがあわないのでは?貞子シリーズだけは残しているけど、リングがこんな壮大な結末になるとは予想外。

  • 一本のビデオテープから始まった物語がこれほどの壮大な結末にを迎えるとは発刊当時、誰も予想していなかったことだろう。それだけに賛否両論激しい本書であるが、個人的にはやはり、「ループ」あってこそのリングシリーズだと思うのだ。

    「らせん」が時間軸的には「リング」と連続していたのに対し、「ループ」では完全なメタ視点で前二作を俯瞰することになる。そして結末は、主人公たる二見馨が世界のレイヤを一つ降りて、親世界(現実世界)を救うというもの。そこに至るまでにある重大な真実が判明するのだが。

    非常に良く出来た後付けという感想を何処かで見た気がする。まあ確かにそうと言えなくもないが、後付という域を大きく逸脱しているのも本作だ。

    前二作は前フリでしかなかったと捉えることもできるだろうけれど、山村貞子を巡る真実を求めあがいた前二作があってこそ、説得力のある物語になっている。

  • 2007年12月8日読了。

    なんというか、うーん。
    作者どれだけ高山竜司に思い入れがあるんですか。
    ここまで繋がるとは正直思ってなかった。ていうか馨の20年は一体どうしてくれる?! 本人が納得してたらそれで良いのかなぁ。

  • これに示される世界のからくりが、現実にそうだったりして、、なんてホントに思っちゃったりも。
    SF系の本も面白いのかも。

  • 物語が大きくなっちゃって怖さは皆無ですね。。。でもこれじゃない赤子のジャケは好きです。

  • 「リング」、「らせん」、そして今回の「ループ」に至る。ホラー小説というよりSF小説の印象。現実世界と仮想世界の境界線がなくなったら⁇後半から面白くなる。主人公は実は⁈

  • アプローチは違えど、連3作品の共通項は「もしも」「もしかしたら」。普遍的な題材を大胆に構築していて好感が持てる。

  • なんてことだ・・・なんてことだ・・・

  • リングシリーズの第三作である
    時間軸的には「らせん」との同時進行と考えてもらっていい
    「リング」に登場して死んだと思われたある重要人物の
    もうひとつの人生が描かれる

    変則的な教養小説としての体裁をとっているが
    そこにあるのは「外部」との対面ではなく
    「内部」への撞着だ
    地上のフロンティアがもはや開拓されつくした今
    仮想・空想の世界にそれを見いだそうとするのも自然なことであろう
    そして、そこでは我々が神ということになる
    …もちろん錯覚にすぎないが
    この錯覚が、結果的に大きな災厄を呼び寄せたと言える
    しかしなによりも、問題は予算だ
    当然、次は人工知能の反乱を想像してしかるべきだろう

    シリーズの続編としては構成に問題があって、やや退屈

全161件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

千葉中央メディカルセンター勤務。認定理学療法士(代謝)、呼吸療法認定士、糖尿病療養指導士、住環境福祉コーディネーター2級。

「2018年 『リハビリのプロがすすめる 健康寿命を延ばす1000冊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木光司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×