クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 10089
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979037

感想・レビュー・書評

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  • 2023.10.14 朝活読書サロンで紹介を受ける。
    なぜか突然ゲームに参加している。映像化不可能な脱出ゲームという帯。ゼロサムゲーム。

  • だいぶ前の本だがもしかしたらこれがデスゲームの先駆けかもと思いながら読んでいた。多少話の展開が読めるところはあるが続きが気になり一気に読んでしまった。ラストは少しモヤモヤが残る。

  • 展開が唐突でちょっとご都合主義
    登場人物の名前を最後までちゃんと覚えられなかった

  • 最後まで一気読みしました。
    スリリングで面白かった。
    でも、何となくこうなるだろうなってのは大方予想出来た。けど、面白かった。
    駆け足で読んだから、エンドをわかった上でもう一度読み返すとまた違うものが見えてくるのかな?
    楽しかった!

  • クリムゾンを舞台にしたzero-sumゲーム。

    冒頭では、これからどんな話が始まるんだ?と疑惑と期待を持っていた。
    次第に物語の軸が顕になってきて、それはもうハラハラした。

    最後の対峙は、その景色が目の前に広がっているかのような、自分が本当に追われているような、そう思わせる筆致で流石の一言。
    ページをめくるたびに手汗が滲んで、瞬きするのも忘れて読み進めた。

  • 終始ハラハラドキドキする展開で一気に読んでしまいました。一つ主人公がゲームのルールを犯した場面があるにも関わらず、なぜか特にペナルティがなかった事に対して疑問にも思ったのですが、明確なペナルティを示していない以上、破ったところで気づかないような小さなペナルティだったということもあるし、そこはご都合主義で受け止めました。

  • とにかくハラハラドキドキでページを捲る手が止まらず一気読みしてしまいました。
    登場人物が多い割に見せ場もなく使い捨てられるのとラストで全ての真相が分かるでもなくこれから先を匂わせる終わり方はうーんという感じでしたが終盤までの引き込み方は最高でした。
    作者さんの下調べが凄く、使うか使わないかはともかく豊富なサバイバル知識も身に付きます。

  • 小説をまた読もう、の導入としてタイトルに惹かれていたので最初の一冊として、読み始めはパラパラといつの間にかぐいぐいと最後まで読み込んでいた。
    この手のデスゲーム系が溢れてる今読んでいると目新しさはないが、主人公の理性や知性と行動が割りとしっかりしているのでさくさく読めた。
    あと、やっぱりめっちゃ壮大に大掛かりで金かかってそうで主催側の目的なんかは最後まであやふやっていうお決まりはある。ただ主催側用意したゲームキャラクターが凄く親切でかなり詳しく生存戦略を教えてくれる、まさに時間を掛けて遊びを鑑賞するつもりなんだなと思った。
    個人的に失笑のツボに入ったのがゲーム側であって参加者を散々追いつめ弄んだ側の人物が話をしようと本当に今更提案を叫んだ1場面である。もはや正気を逸脱した相手に何で話が通じる状況だと思ったのか。
    主人公を助けた彼女の優しさは本物だろうけど、遺体に魅入っていたとあるのでそちら側から抜け出す気は無いのだろうと思った。
    さて次は何を読もうか、の火付けとしてはとても良かったと思う。

  • ある日突然真っ赤な岸壁に囲まれた見知らぬ土地で目覚める主人公。同じ境遇の幾人かと協力したり、謀ったり、殺し合ったり。
    いわゆるデスゲームと呼ばれるジャンルですね。

    率直に言ってめちゃくちゃ面白かったです。まるでファンタジーのような設定ですが、進むにつれて合理的な説明がなされるので違和感なく読み進められます。こういう作品は『もし自分だったら…』と空想するのが面白いのですが、それを許容してくれるリアリティがある作品だと思います。

    デスゲームなので主催者側が殺し合いに誘導するわけですが、マトモな精神状態の登場人物たちが殺し合いに発展していく過程がこれまた自然で良かったです。唐突に登場人物が安っぽい殺人鬼になったりしたら興醒めしますからね…。

    この作者さんの他の作品もそうでしたが、とくに緊迫感のある場面のスリルが良かったです。ラスト付近は面白くて一気に読んでしまいました。

    複数のチームによる複数の視点が同時に存在している訳ですが、主観はほとんど主人公から変わりません。かわりに色々な方法で他のチームの状況を掴みつつ進行していきます。序盤で得られる『情報を他より多く得られる』という主人公のアドバンテージは、作内の生存戦略だけでなく演出にも一役買っているのがとても面白いと思います(感想書きながら気づきました)。

    忘れた頃にまた読みたい作品です。

  • 読み始めたら止まらなくなって結局朝まで読んでしまった本。ホラーとサバイバルが混じった感じでハラハラドキドキもするしワクワクもある。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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