クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979037

感想・レビュー・書評

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  • #読了 目が覚めたら知らない場所にいて、命をかけたゲームに巻き込まれていた!
    最初のチェックポイントですでにその後の運命が決まってしまうところなんか、この手のゲームで観客ありきな感じがよく出てて、ゾクゾクする。
    このゲームの世界観のモデルになったゲームブックは、火星が舞台で、それを忠実に再現しようとしている。現実には存在しないはずの食屍鬼はどうなるんだろう?と思っていたら、予想以上のえぐい方法で再現していてなるほどー!と感動してしまった。
    ツッコミどころも多いけれど、果たして主人公は生き残れるのかというハラハラ感と、終盤はパートナーの女性の正体が気になりすぎて夢中になって読みました。
    とにかく生き残れてよかった。

  • デスゲームものが好きなので面白くて一気に読んだけど、読み終わって冷静になってみると結構雑というか粗いところも多かったかな笑
    終盤の展開、特にゲームの終わり方は「あっそんな感じ?」という感想。
    敵から見つからないように隠れながら逃げる場面の臨場感や緊張感は楽しめたけどホラーというほど怖くはなかった。それよりも、グロ表現が苦手な人は注意かも。

    ------------------------------

    戦慄の新感覚ゲームノベル。
    藤木はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。ここはどこだ?傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」

  • 怖かった…。久しぶりに緊張しながら心臓痛くなりながら本読んだ。何故こんな事が起きてるのかってのはなんとなく途中分かっても、それでもどうなるのかドキドキした。
    読み手の心臓鷲掴みにしてくる描写がほんとに上手すぎるこの人。怖い怖い嫌だって思いながらも読み進めたくて堪らなくなる感じ。
    この後どうなる?!小説が好きな私は大満足!だけど余韻でまだ怖いの抜けないよ、

    餓鬼が出てくる話にすごい既視感があったんだけど、水霊かなぁ

  • 「面白かった!」という感想しか今は出てこない!!
    まさに一気読み作品!!
    自然の怖さは勿論のこと、人間の怖さ…。
    こんな状況ではおかしくなっても不思議ではない…。
    自分も間違った道を進んで行くのではないかと思うとより一層怖くなった。
    何故、こんなにも怖いのに読みたくなるんだろうか…。
    一つの分岐点を間違えるとその後も間違えた方へと進む様子は人生と同じではないかと思い、また恐怖感が蘇った。

  • まるで実際のゲームをやっているように、どんどんのめり込んでいく。

    読書でここまで手に汗をかく感覚はなかなかないのではないのだろうか。

    怖いけど読みだすと止まらない。

  •  ホラーが大の苦手でグロも嫌なので敬遠していたが、グロには耐性が付いてきたようなので読んでみたら一気読み。デスゲーム系もあまり好きではないのだが、ゲームの舞台設定や提供される様々な情報、彼らが変貌を遂げた理由など説得力のあるうんちく満載で納得できたのが良かった。人間模様よりひたすらゲームに焦点を当てた内容のため、各キャラは非常に淡白。その割にはゴール設定が甘かったが。
     バトロワとちょうど同じ頃に出版されたようだが、今読んでもデスゲーム好きじゃない私はハラハラドキドキして楽しめた。
     主人公のサバイバル能力が高すぎるが、話を進めるためには仕方がないか。私は東ルートかな?と一瞬考えたが、見知らぬ土地で不安と緊張が高まる状態で南を選ばずにおける精神力はきっと持てない。あとゲームブックなる存在を初めて知った。面白そう。

  • 心拍数上昇必至。

  • 面白くて先が気になって、読み出したらすぐでした!
    貴志さんの本はけっこう読んでいますが、それぞれジャンルが違ってて(怖い系が基本ですが、テーマが違う感じ?)、すごいなと思います!
    今回のは気になるところが多かったのですが、最後までわからなかったこともわりとあって、面白かったのですがスッキリしない感じ、、
    妹尾さんはなぜ豹変してしまったのか、、
    おばさんはなぜ一緒にグールになれなかったのか、、
    崖を登ったペナルティーはないのか、、
    など変なところが気になりますw

  • 何度目かの再読。
    貴志祐介にはまった最初の作品。

  • わたしにとっての貴志祐介作品のとっかかりとなった作品です。むかーしに読んだゲームブックを模した(年齢バレる〜)サスペンス。あの頃の感覚や文字への嗅覚を呼び覚ましてくれました。リアルなのにファンタジー、今後読み進める貴志祐介ワールドへの入り口に最適です

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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