パレアナの青春 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042212027

作品紹介・あらすじ

美しい青春の日々を迎えたパレアナ。いつでも喜ぶということは決して単なるお人好しで出来ることではなく、常に強い意志と努力が必要だということをポーター女史は、パレアナを通して語りかける。

感想・レビュー・書評

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  • 「少女パレアナ」よりこちらの続編のほうが面白い。恋愛関係についてもう少し長くできそうなものをこの短さで収めているのがさっぱりしてて良い。二十歳で幼馴染との初恋、結婚。周りの皆さんも余すことなく結ばれる。うん、本当はこういう、清らかで作為のない流れがすっきりしてていいや、と昔の乙女は思っていた。思うことを許されていた。
    表紙がかわいいと思ったら吉野朔美なんだ。

  • あの物語に続編があると聞いて図書館で借りました。名作!って感じの苦労あり喜びありの良い話だった。あの人が死んでしまうなんて…。物語の必然性で人が死ぬ話はちょっと苦手だったりするので星4。殺人事件はまた別な話で…。最後の大団円は好き。物語ってこういうのでいい。

  • 「喜びの遊び」が下手になったと自覚できるのは、彼女が大人になったということだろう。
    幼い自分がやったことに対して、「そんなことを?」と思う。
    でも、その幼い自分に影響を受けた人たちが、今度は彼女自身に影響を与えている。
    物事は巡る。
    でもやっぱり、恋愛関係は喜びだけでは済まないこともあるのよね。
    この結末が全てめでたしとは思わないけれど、彼ららしいやり方だなとは思う。

  • 「少女パレアナ」の続編。

    名作「少女パレアナ」には及ばないが、成長したパレアナが描かれていて、面白く読めた。

    愚痴っぽくなったり、喜べなくなったり、とても人間的な面も描かれているが、それでもやはり本質は変わらない。

    (108)

  • いいこと探しの達人であるパレアナよその後のお話。前作ほどの驚きと喜びはないが、皆が幸せになるいいお話だった

  • パレアナが大人になってからの話が載っている。
    チルトン先生があまり出てこなかったけど、少しだけでもステキでした☆
    チルトン先生が死んでからパレー叔母さんがまた性格悪くなってしまって、チルトン先生の前で猫かぶってただけか!?なんて思ったり(笑)
    で、将来のこともう少し詳しく知りたかったな。
    二人は結婚してどこに住むんだろう?子どもたちが別々に新しい家に住んだら、みんなひとりぼっちになっちゃうし…。

  •  謎解きもあるし、これはこれで面白いストーリーです。
     ただ、前作から登場のある人物が不幸になっている設定なので、それが受け入れられるかどうかが、この本を楽しめるかどうかの分かれ目だと思います。
     私はこの人物が前作で一番好きだったので、受け入れることが出来ませんでした。

  • 2014年9月13日

  • Original title:Pollyanna Grows Up.

    今度はボストンへ行く事になったPollyanna。
    其処でカリウ夫人と暮らす事になりました。
    彼女は大事な甥を方々に探すも見付からずに8年間も塞ぎ込んで暮らしています。

    チルトン医師が言った「パレアナを一服」に思いかけずに笑ってしまいました。
    そしてこの一服で見違える様になった時の夫人が印象的でした。
    また、足が不具のジェミーが本当の甥であれば良いのにと思いながら
    読んだいたら、あの彼が行方不明の甥だったとは!!
    また不具のジェミーを傷付けない様に真実を明かさない彼の決断に惚れ惚れしました。

    最後はジミーとPollyannaの結婚式の様子まで描いて欲しかったです。

  • パレアナさん続編。図書館で借りました。
    年を取ってしまうと純粋さがかけるのかそれともネタが尽きたのに続編を乞われて書いたのか。なんとなく考えてしまう感じです。

    この作品が書かれた時期のアメリカで社会主義はまだ白い目で見られていたのかな~と思うところがありました。だから安易なパレアナの結婚話に流れて行ったのか。
    個人的には仕事もしないで過去の財産だけで喰っていける家族があったことがそれほど昔じゃないんだよなあとその辺りに驚く感じでした。

  • 前作が面白かったので続きを図書館で借りて読んだ。
    孤独だった人がいったん幸せになったのに、また不幸に逆戻りで偏屈になるのがかわいそうで前作ほど楽しめなかった。

  • 無邪気だったパレアナがどんな大人に成長するのか興味をそそられた。ハッピーエンドが嬉しい。

  • さすがの村岡花子訳
    読みやすい
    一冊の中でぐーんと成長したパレアナ
    大人になると、口調がとたんにオバサンくさくて笑えた
    この本の前半部分がすごく好き
    この作家は物語がすごく早足なのかな
    おばさんの変わり具合が悲しいです・・・

  • 最後がもどかしかった!!

    あと、はたちのパレアナって想像つかないな。
    赤毛のアンやあしながおじさんみたいに、せめて17,18歳くらいのパレアナに登場してほしかった。

    サディの台詞やジェミーの心境は、はっと思うことがあった。

  • 2010年1月1日(金)に読んだ。

  • ジミーはイケメンに成長するって信じてました

  • とても楽しくて一気に読みました。
    夢見る少女だと思っていたパレアナも大人のなって、
    現実の生活に悩んだりしながらも、いつも明るく生きています。
    恋にうぶなパレアナがとってもかわいかったです。

  • 美しい青春の日々を迎えたパレアナ…。いつでも喜ぶということは決して単なるお人好しで出来ることではなく、常に強い意志と努力が必要だということをポーター女史は、パレアナを通して語りかける。

  • パレアナが少し大きくなってからの話

  • 『少女パレアナ』の続編。『少女パレアナ』を読んだ人は、一読の価値あるかも。好みが分かれるところだとは思いますが。

    この話は、純真無垢な少女だったパレアナが成長した時間を含む物語だ。それだけに、パレアナがどのように成長するのか―小説の中でしか存在しないような、明るく無邪気な少女が、一体どのような女性に成長したのかを見ることができる点で、興味がわく。

    純真さと成長というのは、反対の存在だと思う。しかし、『パレアナの青春』で作者は、パレアナをかつての純真さを秘めたまま、大人の女性として成長した好ましい女性として描くことに成長している。そこが非常に素晴らしく、また、パレアナの読者としても嬉しいところだ。

    『少女パレアナ』もそうだが、『パレアナの青春』は、パレアナの設定とは相容れないと感じるほどに厳しい現実世界の空気が描かれる。そんな中でも自分らしさを失うことのないパレアナは、本当に稀有な存在だろう。・・・だが、『少女パレアナ』がそうだったように、『パレアナの青春』のおいても、誰もがパレアナになれるのだ。作者のメッセージはそこにあると思いたい。

    話の最後の方は若干ご都合主義的というか、ロマンチックすぎる感じもするけれど、ご愛嬌というものだろう。

  • 「パレアナの青春」はパレアナが大きくなって、恋愛をする時期を扱っています。しかし、この話が日本で「愛少女ポリアンナ物語」という名前でアニメ化されていたとは知りませんでした。「ポリアンナ」というアニメがあったのは知っていたのですが。「ハイジ」と同じ時間帯に放送されていた世界名作アニメの1つです。【2006年5月15日読了】

  • CX16

  • 『少女パレアナ』続編です。ただ純粋に「なんでも喜ぶゲーム」をしていたパレアナも成長します。いろいろな現実の問題にぶち当たり、悩んだりもしますが、ゲームはやめません!私たちの生活でも「なんでも喜ぶゲーム」はできるんだと感じれますvv

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著者プロフィール

アメリカの小説家。多くの恋愛小説、家族小説を発表。

「2015年 『少女ポリアンナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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