コーラス (角川文庫 ン 53-1)

  • KADOKAWA
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042949015

感想・レビュー・書評

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  • 映像と音楽を見てから、小説を見た方が理解しやすいことがわかりました。

    文庫を買って、半年間、積読していました。

    DVDを購入して、その歌声のすばらしさと、
    物語と音楽の調和に感激しました。

    何度もDVDを見てから、文庫を読んでみると、
    その歌声がよみがえってきて、読み進みました。

    音楽に関する小説は、音楽を聞きながらが王道かもしれません。

  • (2008.07.05読了)
    映画「コーラス」のノベライズ版です。ノベライズを担当したのは、佐野晶さんです。
    「佐野 晶:1964年、東京都中野区生まれ、大学卒業後七年の会社勤めを経て、フリーライターとして主に映画関係の著作に携わる」
    あとがきで、「ノベライズにあたっては、登場人物たちの微かな仕種や表情も捉えて、丹念に文章化したつもりだ。映画の中では何気なく流れてしまっていた微妙なニュアンスを、小説で味わっていただけたら幸いである。」と述べています。
    したがって、編訳というよりは、著ということになります。
    最近見た映画「告発のとき」も日本人によるノベライズ版が出ていますが、古閑万希子著となっています。
    映画をノベライズするという面では、よくできているのですが、この映画では、子供たちの歌声が最大のポイントになりますので、この本に映画のサントラ盤をプラスする必要があります。
    オリジナル・サウンドトラック コーラス,サン・マルク少年少女合唱団 ¥ 2,520

    映画を見たあと、サウンドトラック版を購入して、今でも時々聞いています。
    疲れているときに聞くと、元気が出てきます。
    (2008年7月6日・記)

  • 感動!でも、ベタだったなぁ・・・。
    いい意味でも、悪い意味でもさらっとしてますね(´д`)

  • 02/22

  • ボーイソプラノが昔から好きです。
    小学校の頃はウィーン少年合唱団に憧れました。
    勿論、女の子の綺麗な声も好きだから、シャルロット・チャーチのアルバムもデヴュから2枚持ってます。

    正直、もののけ姫の歌を唄ったカウンターテナーの米良さんのCDも買ったし、ちょっと前にはカストラートにも興味を持ちました。

    最近では、出てすぐに岡本友高の2枚組のCD買ったし、サラ・ブライトマンもすぐに買いました。



    綺麗な声が好きです。
    中でも少年の綺麗な声が好きです。憧れます。



    物語は、戦争孤児や手におえない悪ガキが送り込まれた寄宿学校が舞台。

    そこに1人の舎監としてやってきた男と子供達の物語です。

    力で押さえ込もうとする校長に対し、歌を唄うことで開放しようとする舎監。
    さて、どちらが少年たちのいたずらをやめさせられることができたでしょうかぁ〜?



    言わずもがな・・ですよね。



    218ページの中編ではありますが、短く感じました。
    脚本でなければ、もっとエピソードの描写細かく描けた作品なんじゃないかと思いました。

    その分、想像が膨らみましたが・・・



    脚本はニューシネマパラダイスで壮年のトト役をしたりWATARIDORIのジャック・ペランの甥っ子であるクリストフ・バラティエ。

    彼はジャックのもとでたくさん勉強した後のこれがデヴュ作。
    本映画の中にも冒頭でジャック・ペランは出演しています。


    私はヨーロッパの映画が好きです。
    言葉はちっともわからないけど、わからないから表情がよく見えます。

    本書を読んで、是非、映画も見たいと思いました。

    私は見たい映画の70%は先に本を読むことにしています。

  • 映画の評判を聞き、まず本を読んだ。・・・なんだか物足りない。もっと子どもたちの変わっていく様子なんかが詳しくあってもいいような。周りの教師はいきなりコロリと変わったように感じた。映画は美しい歌声があるからなお素晴らしいものになってるんじゃないのかな?

  • 映画を見てすぐに買いました。
    映画そのままに、しかも映画ではさらっとしか描かれていない内面が掘り下げられていて、素晴らしいと思います。
    映画を見た感動をそのままに、いや、それ以上に思い出させてくれます。まるで、一緒に映画を見た友人と、この作品の仔細を思い出し、語り合っているような……。
    この映画を見て感動した人ももちろん、ぴんとこなかった人にも読んでいただきたいです。そうすれば、この映画のいわんとしていたことが、ジワリと心に響いてくるはずです。
    ごく普通の、いえ、普通以上にさえない男が、実はどれぐらいのことができるのか……。

    フランスと日本では、どうしても教育に対しての方針が違うので、日本人にはしっくりこないシーンもあります。
    その点を無理やり納得してもらおうという苦心が見えて、うーん……ちょっと苦しい(?)と思えるところで、☆一個へらしました。
    とはいえ、手放しでお勧めいたします。教育現場で苦しむ先生には特に読んでいただきたい。

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