- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043428014
感想・レビュー・書評
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男性優位主義の色濃く残る巨大な警察組織。その中で、女であることを主張し放埓に生きる女性刑事・村上緑子。彼女のチームは新宿のビデオ店から一本の裏ビデオを押収した。そこに映されていたのは残虐な輪姦シーン。それも、男が男の肉体をむさぼり、犯す。やがて、殺されていくビデオの被害者たち。緑子は事件を追い、戦いつづける、たった一つの真実、女の永遠を求めて―。性愛小説や恋愛小説としても絶賛を浴びた衝撃の新警察小説。第十五回横溝正史賞受賞作。
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やられた。こんな時間まで読まされてしまった…
荒々しい描写に嫌悪感を持たずにいられない。が、同時に好奇心をくすぐり、読ませるうまさがある。良くないと解っているのに止められないニコチン中毒のよう。 -
主人公の女性警部補の心情描写が細かく、男社会の警察組織で葛藤し、戦う様が魅力的に描かれてました。
出来れば、もう少し現実感があるとなおおもしろかったと。 -
なんかやかましい小説だなぁ(--;)
聖なる黒夜を先に読んでしまったから、あのしっとりした話とのギャップに少し退いた。
でも仕方ないんです。
これを読まないと次のシリーズ読めないので! -
意外とラストはあっさり。
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ハァアアア~これはドスゴイな内容ですな^^;
迫力がすごい。嫌悪と紙一重のスリリングな迫力。
男性読者はどう思うのだろう。ハハ。
女主人公がウダウダ恨みつらみを言い重ねる前半は、読むのがつらかったのですが。
後半の彼女の行動には嫌悪を感じることはなく。
むしろ、生物として優位にある部分に依存して、それをなんとも思わない男連中に相当イラッとさせられたかな。お前らみんな死ねって思ったヨ。あら、お言葉が汚くてごめんあそばせ。
自分がやった仕打ちを忘れ、愛してるだのなんだの、うるせえんだよこの男ども。
ま、前半はこのリコも相当「なんだこいつ」状態ですからねえ。
どっちもどっち感が満載なんですけども。
だからこそ、リコが愛する者のために取ったラストの行動は、スカッとしたというか。なんだか説得力あったワ。
途中の「なななななんでそんな男にまた戻る?」という疑問は、このラストに向けての伏線だったのか?とすら。
だからその分、麻里をもう少し魅力的に感じたかったなあ……
ミステリーとしても途中で読むのがやめられない勢いがあり。
作者の力量と度胸は感じる処女作ではありました。
正直、この路線でずっといかれるとツライですが、そういうわけでもなさそうなので。
柴田先生の他作品も読んでみようと思います☆
で、これ映像化されているんですか?
ええ~……どこまで映像化できるんですかコレ。 -
女性版のハードボイルド。本来ならあまり好きではないタイプの主人公だが、ストーリー展開にひっぱられてぐいぐい読んでしまった。警察を舞台にする小説はよくあるが、そこでの女性刑事の戦いを描いたサスペンスは初めて読んだかも。寝ることを忘れる。
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大人なら、このすっきりした読後感がわかると思います。
一気読みでした。血みどろでも必死で生きる姿、拍手です。 -
話は凄く面白かったっす。
続きが気になって一気読み。
でも主人公の緑子にはあまり魅力を感じなかった。
情念みたいなものが感じられちゃってちょっと・・・
一押しは高須かな。ああいう男を啼かしてみたいよね(え -
男性優位主義の色濃く残る巨大な警察組織。その中で、女であることを主張し放埓に生きる女性刑事・村上緑子。彼女のチームは新宿のビデオ店から一本の裏ビデオを押収した。そこに映されていたのは残虐な輪姦シーン。それも、男が男の肉体をむさぼり、犯す。やがて、殺されていくビデオの被害者たち。緑子は事件を追い、戦いつづける、たった一つの真実、女の永遠を求めて―。性愛小説や恋愛小説としても絶賛を浴びた衝撃の新警察小説。第十五回横溝正史賞受賞作。